『アサシンクリード オリジンズ』をクリアした感想

『アサシンクリード オリジンズ』をDLC含めてクリアしたので感想を書いておきます。

プレイ時間は60時間ほど。

ストーリー

アサクリシリーズの中では珍しく、ストーリーがわりと面白かったです(相変わらず日本語訳はイマイチなクオリティ)。

主人公バエクはちゃんと魅力的なキャラとして描かれてますし(彼の人となりを知るにはある程度サブクエをやる必要ありますが)、彼の個人的な動機・目的、クレオパトラの王座奪還という歴史的な出来事、古代エジプトの民族・宗教的背景、そして古き結社の陰謀とが上手くリンクして描かれていたのが良かったと思います。

ところどころで妻のアヤと視点が切り替わるという多角的な描き方も面白かったし、オリジンズというタイトルが示す通り、「アサシン教団(の起源である「隠れし者」)」がついに発足するラストは思わずアガりました。

何気に所帯持ちの主人公ってシリーズ初…のような気がする(エツィオやエドワードが所帯持ちになるのは本編終了後だし)。

DLCに関しては、どっちもイマイチに感じてしまいました(とくに『隠れし者』)。

オープンワールド

歴史をベースにした壮大なオープンワールドを作ることにかけては右に出るものなしのUBI。

古代エジプトを再現した景観はとにかくスゴい。

景観だけで言えば、シリーズ最高傑作の出来栄えなのでは?

古代エジプトの世界観や美術センスがどうやらぼくのツボにはまったらしく、街をただ練り歩くだけでも結構楽しめました。

ピラミッドってこんなデカかったんかい!とか、パステルカラーっぽい色使いがオシャレですね~とか。

『ファラオの呪い』ではエジプト神話の冥界に足を踏み入れることになるのですが、幻想的で美しいマップになっていて、これもまたスゴかったです。

歴史・文化を学ぶという意味で、おまけのゲームモードであるディスカバリーツアーも良かった。
これ目当てで買ってもいいんじゃないかな、と思うぐらい。

ただし素晴らしいのは景観だけで、お使いクエストや水増しコンテンツがドカ盛りのゲームプレイ部分はつまらなかったです。

マップは広けりゃ広いほど良いってもんじゃないのよ…

戦闘

続編の『オデッセイ』を先にやってしまっていたせいか、戦闘システムは物足りなく感じました。

強力なアビリティはオーバーチャージ攻撃しかなく、やたらと硬くて強い敵との戦いはテンポがかなり悪いです。

あと、『ファラオの呪い』に出てくる敵「ファラオの影」がクソ。

多すぎるHP・高すぎる攻撃力・常時スーパーアーマーというクソ要素を煮詰めて作ったような敵で、強攻撃にパリィ判定がついてるヘビークラブを使えば楽に完封できるとは言え、戦ってて全く楽しくない!

ボス戦もコイツらなので本当に辟易しました。

似たような敵で「アヌビスの影」というのも出てきますが、こっちは攻撃パターンが読みやすいし常時スパアマじゃないので許す。

おわり

プレイする前は、古代エジプト?どうせ砂漠ばっかでつまんないでしょ。と舐めていたのですが、見当違いも甚だしかったです。

古代エジプトは最高でした。

パルクールとかソーシャルステルスとか過去作品の要素が無くなったのは悲しいですし、サブどころかメインクエストもお使いばかりなのはイマイチでしたが、十分に楽しめた作品。

DLCに関しては、本編がすごく気に入ったのなら買い、という感じかな。

『隠れし者』はあくまで本編の延長なのでちょっと物足りないですが、『ファラオの呪い』は冥界マップだけでも買う価値があります。

あと、カバはマジで強いというのが分かりました。

以上です。ではまた。

コメント