
ついに発売された全世界待望のオープンワールド・アクションRPG『エルデンリング』を20時間プレイしてみた現時点での感想をお届けします。
使用ハードはPS5。
悩みに悩んで選んだクラスは「素寒貧」。
ゼロからエルデの王を目指します。
髪の毛のグラがめっちゃ進化しとる!と驚きつつ、ゲームを始めてまずぶち当たったのがキャラクリの壁。
とにかく難度が高い!
どこかをいじるとそれに引っ張られるように別の部分も動いてしまうので、あっちをいじってこっちをいじり直して…と繰り返しているうちに気づいたら1時間が経過。
1時間かけても満足のいく出来にはなりませんでした。
ちなみに今作では、キャラクリは後で何回でもやり直せるので、さっさとプレイを始めてしまっても大丈夫でした(最初からそう言ってくれ…)。

疑問に思ったのは、なぜチュートリアルダンジョンを分かりにくいところに配置したのか?ということ。
ネットワークテスト時には、あえてスキップできるようなテスト仕様の配置なのかと思っていたのですが、製品版でも変わってなかったのでビックリしました。
床のメッセージとNPCの助言で分かるようにはなっているものの、チュートリアルが必要な人はそもそも床のメッセージとか見なさそうなので、強制的に通るような作りで良かったんじゃないかなと。
基本操作の説明もないのにいきなりデカい騎兵にボコられた!クソゲー!とか思っちゃう人が出てくるのでは?と心配になりました。
レベルアップと霊馬、遺灰召還が利用可能になる条件もちょっと分かりづらいと思います。

チュートリアルエリアを抜けたらオープンワールドが待ち受けています。いざ冒険の旅へ!
これまでのシリーズ作では味わうことがなかった圧倒的解放感で胸が高鳴ります。
壮大な未知の世界を探索するワクワク感と、いつ死ぬかわからないドキドキ感で常に変なテンションになってしまい、かなり楽しいんですが同時にかなり疲れます。



墓所や坑道といったミニダンジョン、NPCとの邂逅、フィールド上のボスとの戦闘など、あちこちに様々な発見があり、スカイリムやBotWが引き合いに出されるのも納得。
自分で発見した場所・祝福しか地図にマークされないので、とにかく走り回って探索あるのみ。
マップは広大ですが、至る所に配置されているチェックポイント(「祝福」や「マリカの楔」)、思い通りに動かせる愛馬トレントの操作性、いつでもどこでもできるファストトラベル、といった仕様によりストレスフリーな冒険ができるのが良いですね。

序盤のボスにしてはムズすぎると話題のマルギットやゴドリックを倒したのは、既に15時間ほどブラブラ探索して、
あたり一面血の沼が広がる場所で闇霊にぶっ殺されたり、
大量のドラゴンが跋扈する場所に行き着いたり、
愛馬トレントの先祖みたいなでかい馬を倒したりした後でした。
ミニダンジョンは構造がかなりシンプルであっという間にクリアできてしまいますが、レガシーダンジョンと呼ばれる「ストームヴィル城」は想像していたよりもはるかに複雑なダンジョンで楽しかったです。
ジャンプや飛び降りを駆使して進む裏道が多く、何度か迷子になりかけました。
オープンワールドでこれだけの規模のダンジョンが点在しているゲームって前例がないのでは。
ストームヴィル城はストーリークリアには必須のダンジョンぽいですが、ストームヴィル城をクリアしなくてもその向こう側のエリアには進むことが出来ます。
なので、どういう順番でクリアしていくかはプレイヤーの自由(トロフィー・実績の取得率から察するに、マルギット→ゴドリック→獅子の混種というのが一般的な順番っぽいですが、自分の場合は祖霊→獅子の混種→マルギット→ゴドリックという順番でした)。
めっちゃ強くなった後で苦戦したボスをボッコボコにしてやるということもできます。

ボスが手強くて詰まってしまっても、他のところに探索しに行って強くなれるというのがソウルシリーズとの大きな違いで本作の特徴ですが、同時に弱点でもあるかなーと個人的にはちょっと感じています。
というのも、ほぼ一本道と言ってもいいソウルシリーズでは、自主的にレベル上げをしたりマルチに頼ったりしない限り、ボスとの戦闘は実力勝負。
対して本作では寄り道し放題。勝てたのは単にレベルを上げすぎたからなのでは?たまたま強い装備を持っていたからなのでは?という疑問が常に脳裏をよぎってしまうので、これまでに比べると達成感が薄まっている気がします(とは言えそれでも難度が高いゲームであることは間違いないので、達成感は十分すぎるほどに感じられますが)。
ちなみに現時点で倒すのに苦労したボスは、マルギットでもゴドリックでもなく「坩堝の騎士」。
攻撃力の高さもさることながら頑強さが半端じゃなく、後半になると攻撃頻度が高くなるわ広範囲技を使ってくるわで大変でした。

20時間プレイして探索できたのは、マップの大きさから推測するにおそらく6分の1程度。
この先にどんなダンジョンが待ち構えているのか、どんな強敵が待ち構えているのか楽しみです。
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