レビュー『二ノ国Ⅱ レヴァナントキングダム』のいいとこ悪いとこ

3月23日に発売されたLEVEL5の最新作、『二ノ国Ⅱ レヴァナントキングダム』。

子どもから大人まで、万人にオススメできる良ゲーだと思います(凝りに凝った複雑なシステムとか、苦労の末の達成感、みたいなものを求めている人にはオススメできません)。

プレイしていて個人的にいいと思ったところ、逆にだめと思ったところを箇条書きスタイルでまとめていきたいと思います。

 

いいとこ

前作をやってなくても大丈夫

僕は前作『二ノ国白き聖灰の女王/漆黒の魔道士』をやったことがありませんが、それでも全く問題なく楽しめています。

どうやらパラレルワールドという設定?

 

ストーリーとキャラクター

今作のストーリーは、クーデターで国を追われた若き王エバンが、道中で出会った仲間たちと共に新たな王国を作る、というもの。

物語を停滞させるような無駄な迷いや悩みなどが一切無く、テンポよく進んでいって非常に気持ちがいいです。

特にひねりや深みといったものはないので、そういう点では物足りないかもしれませんが、これくらいのシンプルさは個人的には良かったです。絵柄ともあっていましたし。

逆に複雑な人間関係やら心情描写やらを求めている人にはまったくオススメしません。

 

主人公側のキャラクター達は皆真っ直ぐないい奴らですが、僕が特に好きなのはロウランというキャラ。

剣と銃の扱いに長け、強靱な精神力と明晰な頭脳を持ち、おまけに正義感が強くてクールだが熱い男、というスーパーヒーローみたいな設定。

一ノ国という別世界から飛ばされてきた、なぜか若返っている、クーデターに巻き込まれる、と立て続けに災難に襲われますが、狼狽すること無く冷静に切り抜けていく判断力、精神力がすごい。

適応力が高すぎる気がしますが、昨今ありがちなウジウジした”内面の描写”が殆ど無いのがいいです(彼だけでなく全体的にみんな前向きで明るく、くだらないことでいちいち悩んだりしないのがすごくいいです)。

自分より二回り以上も若いエバンを決して軽んじることなく、大統領の経験を生かして執政官として彼をサポートするという、誠実で頼りがいのある感じが好きです。

この手の別世界から迷い込んだキャラというのは通常、プレイヤーの目線に近いというか、その世界を一緒に学んでいくという流れになっていますが、ロウランは逆に二ノ国住民よりも二ノ国に詳しくなる、というのが面白い。

心配していた西島秀俊さんの演技も全く違和感なかったです(門脇麦さん、木村文乃さんの演技には若干違和感がありますが)。

エバンくんも、健気で優しくてかわいいです。

セシリウス、シャリアの影が薄い気がしなくもないですが。

子どもから大人まで楽しめるんではないでしょうか。

 

グラフィックとアニメーションと音楽

ジブリアニメっぽいグラフィックが素敵です(前作と違ってジブリは制作に関わってないみたいですが)。

街にある店だったり、床や壁の材質の違いだったり、細かいところもしっかり作り込まれていますし、普通の平原から、渓谷、神秘的な森、日本庭園ぽい荒野などなど風景もバリエーションに富んでいて、探索が苦になりません。

またキャラクターの動きのアニメーションがかなり凝っていて、歩き、走り、ジャンプだけでなく、階段の上り下りや急な方向転換にもきっちり各キャラ固有のアニメーションが作ってあって素晴らしいです。

久石譲氏の手がけた音楽もいいです。

 

システム面のちょうどよさ

通常バトルに進軍バトル、キングダムモードと色んなジャンルのゲームから要素をとってきた寄せ鍋的なゲームでいろいろやれることが多いですが、それぞれのシステムが複雑すぎずシンプル過ぎず、ちょうどいい感じです。

ストーリーをちょっと進めたら王国に戻る、探索をちょっとしたら王国に戻る、進軍バトルをしたら王国に戻る、といったようにキングダムモードが全ての要素の中心となっていて、作業感を薄めるいい要素になっていると思いました。

ただ、進軍バトルはもうちょっと面白みが欲しかったところ。

 

サブクエスト

サブクエストはストーリー仕立てになっているものもありましたが、ほとんどお使いのようなもので若干の作業感がありました。

しかし一部のサブクエでは人材をリクルートできるものもあり、報酬をもらったらそれで終わりではなく、あくまで王国を繁栄させるための通過点、となっている点が良かったです。

 

ファストトラベルが便利

いつでもどこからでもファストトラベルが利用できます(トラベル先は限られたところのみですが)。

ダンジョンから出るのにも使えてめちゃ便利です。ロードも早い。

欲を言えば、一度行った洞窟や神殿もファストトラベル先として登録できたらよかったかな。

 

通常バトル

テイルズシリーズっぽい感じの、適度なアクション性のあるバトルシステムが楽しいです。

弱・強攻撃のコンボ、チャージ遠距離攻撃、距離を詰めつつ遠距離攻撃ステップ、フニャ吸収のスキル、フニャとの連携、キャラクターの切り替えなどなど、なかなかに遊びごたえがあります。

武器の属性を考えたり、スキルセットを変えてみたり、パーティーの構成を変えてみたり、バトルイコライザーをいじってみたり、ちょっとした奥深さもあります。

 

ワールドマップ

昨今は広いだけで空っぽなオープンワールドもどきのようなマップが用意されているゲームが多いですが、このゲームでは昔ながらのワールドマップが用意されています。

そこかしこに森や洞窟、神殿といったダンジョンがあり、探索のしがいがあります(欲を言えば、そういったダンジョン一つ一つもしっかり違いのあるものがよかったですが)。

 

素材集めが楽

素材集めというと、どこどこにいる〇〇という敵を倒しまくるという作業になりがち。

これは僕が苦手とするところですが、このゲームでは素材の入手先がフィールド、敵、王国、ツバクロ、と用意されているので作業感がなく、いつの間にか大量に入手できています。

また、素材の入手先がアイテムの説明欄に書いてある、というのも親切でありがたいです。

 

低レベル雑魚をスルーできる

こちらより10レベルぐらい低い雑魚は、ワールドマップではこちらを追いかけてこなくなり、ダンジョンではこちらが攻撃を仕掛けない限り戦闘に突入しなくなります。

探索要素があるのでこれは非常に良い。

 

ボス戦

守護神と戦うボス戦は、通常の戦闘とはちょっと違ったギミック(フニャとの連携や弱点)が用意されていて楽しいです。

 

やめ時が分からない

メインストーリーの進行、サブクエストの進行、ダンジョンや街の探索、ワールドマップの探索、夢幻迷宮の探索、キングダムモード、進軍バトル、魔瘴気モンスターの討伐、フニャ地蔵の回収などなど、次から次へとやることが山ほどあるので、やめ時が見つかりません。

めっちゃ楽しいです。

 

悪いとこ

悪いとこといっても、これといって大きな欠点というものは特に無く、システム面で不便だと思ったとこがほとんどです。

今後のアップデートで対応してくれることを期待しています。

 

起き上がりが遅い

敵の強力な攻撃を食らうと吹っ飛んだりしてダウンしてしまいますが、その後の起き上がりがちょっと遅いです。

ジャンプや回避ボタンで若干早めることは出来ますが、受け身アクションを用意しておいてほしかったところ。

 

一部敵の攻撃の出が早すぎ

見てから回避or防御が間に合わない攻撃が結構あります。

雑魚戦だと別に気になりませんが、魔瘴気モンスター戦だと一発で数百~1000ぐらい食らうので、回復アイテムを度々使うことになります。

 

移動速度が遅い

すごく遅くてイライラする、とまではいきませんが、取り逃した要素の回収をするためにダンジョンに潜ったりするときにちょっと面倒です。

ダッシュぐらいあってもよかったんじゃないかと。

 

CPUに命令できない

プレイヤーが操作していない他の2人は、常にドラクエでいう「ガンガンいこうぜ」状態。

敵が残り一体なのにバーストスキルを発動したり、バカスカ遠距離攻撃を放ったりで、常にMPを使い切る勢いで戦っているのは困りもの。

ガードを使うことがほぼなく、とにかく攻撃攻撃、という感じです。

雑魚戦で死ぬことはありませんが、攻撃力の高い魔瘴気モンスター戦やボス戦では、気づいたら死んでいることがままあります。

CPUの行動をある程度制御できるバトルイコライザー的なものがあればよかったのに。

 

バトル時のエフェクト

バトル時、属性やスキルのエフェクトが派手なのはいいのですが、常時表示されるダメージ数値も合わさって、小さめの敵の動きが見づらいときがあります。

まあそれで致命傷を負ったりすることはないので別にいいっちゃいいですが。

 

ポンゴの影の薄さ

青玉や覚醒玉を投げ込んでバトルをサポートしてくれるポンゴ。

玉を投げてくれるときに「これを使うんや」みたいな声がするのですが、キャラの小ささも相まって、どこにいるのか分かりにくすぎます。

矢印的なものを表示するか、ちょっと光っている感じにするかしたほうが良いと思います。

 

サブクエストのマーク

次から次へと発生するサブクエストですが、マップにマークできるのが1つだけ。

目標地点がどこにあるのかは、いちいちクエスト一覧でマークしてマップを開いて確認しなければいけないので面倒くさいです。

非戦闘時に方向キーを押したらマークするクエストを切り替えられるとか、マークできるサブクエを5つぐらいにするとか、なんらかの改善をしてほしいところ。

 

フルボイスじゃない

ほとんどの会話シーンでは、ボイスが省かれています。

でもボイスが省かれてない会話シーンもあったりして謎です。

せめてメインストーリーは全部ボイス有りにしてほしかったところ。

 

進軍バトルのクリア未クリア

ワールドマップには進軍バトルの旗が立っていますが、一度クリアしたものなのかどうかは戦闘準備に入るまで分かりません(ハードモードが解禁されていたらクリア済み)。

見ただけでクリア済みがどうかが判断できるようにしてほしいです。

 

まとめて何かが出来ない

装備品をまとめて買えない、フニャおじさんとの取引をまとめてできない、ツバクロクエストの報告をまとめてできない、魔法強化をまとめてできない(しかも一回一回演出が長い)。

結構面倒くさいというか不便です。

 

装備を揃えるのが大変

パーティー内に同じ武器を使うのが2人ずついる上に近接武器は3つも装備するため、装備をしっかり揃えるのが大変。

なので武器の被らないキャラでパーティーを構成しがち(エバン&シャーティー&シャリアorロウラン&ガットー&セシリウス)。

 

装備を入手した時の不親切さ

武器や防具を入手した時、今装備しているものよりも強いかどうかがわからない。

結構装備の入手頻度が高いため、いちいちメニュー開いて確かめて、というのが面倒。

 

船から上陸できるとこが少ない

5章で手に入る船。

さあ探索範囲が広がるぞ!と思いきや、上陸できる場所がかなり限定的。

飛行船の使い勝手の良さと比べてかなり残念。

 

Please follow and like us:

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください