『レディ・プレイヤー・ワン』感想 パスワードは紙に書いてそこら辺に貼ったらダメ

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原題:Ready Player One

監督:スティーブン・スピルバーグ

原作:アーネスト・クライン著『ゲームウォーズ』(原題『Ready Player One』)

出演:タイ・シェリダン、オリヴィア・クック、ベン・メンデルソーン、ほか

上映時間:2時間20分

公開年:2018年

映画・アメコミ・洋ゲーが好きな自分にとっては、ニヤニヤが止まらないまるで夢のような映画でした。

感想

今までこんなに情報量の多い映画観たことない、ってぐらいとにかくてんこ盛り。

「主人公たちがオアシス内でイースターエッグハントをする」というメインストーリーを追っていくのと同時に、「映画内で何のキャラクターが出ているのか観客自身もイースターエッグハントをする」という2重の楽しみが味わえるようになっていて、3DIMAXの効果も相まってまさに体感型の映画という感じ。

ど頭から惑星ドゥームでの大規模なドンパチシーン、からのハチャメチャなチキチキ猛レースシーンがもう最高に楽しかった。

ハチャメチャなんだけど、何が起こっているのか、主人公はどこにいるのかなど、状況がきっちり把握できるように見やすく作られていて、やっぱりスピルバーグはすげえ!!

『エルム街の悪夢』のフレディや『13日の金曜日』のジェイソン、『ストリートファイター』のリュウ、『AKIRA』の金田バイク、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアン、TV版『バットマン』のバットモービル、『マッハGoGoGo』のマッハ号などなど、序盤だけで書ききれないほどのネタが散りばめられています。

あっ、これ知ってる。と発見があって楽しいし、同時に得意げにもなれるというオマケ付き。

個人的にうれしかったのは、バットマン関連のキャラがたくさん出てきていたことと(バットマン、ジョーカー、ハーレイ、アーカムナイトなど)、ゲームからのネタが多かったこと(スタークラフト、HALO、ギアーズ、オーバーウォッチなど)。

クライマックスでは、日本人は特にしびれる展開があって、ほんとに鳥肌が立ちました。

逆に出てくるネタを全く知らない人がこの映画を観たらどう思うのかが非常に気になります。

 

イースターエッグを見つけるのも楽しいですが、もちろんメインのお話もしっかりおもしろかったです。

序盤こそほぼオアシス内部での描写だけですが、話が進むにつれて現実の出来事が並行して描かれ、サスペンスフルな展開が繰り広げられていきます。

IOIがどれだけあくどいことをやっているのか、という描写がほとんどなかったので、終盤のパーシヴァル率いるプレイヤー達VSソレント率いるIOIの全面戦争、という流れがちょっと飲み込みづらかったりしました。

弱者から搾取して金にものをいわせている大企業、というのは分かるんですけど、滞納する方も悪いよね、と思ったので。

細かいとこだと、収容所で内部からロックを解除できるのはおかしくないか?とか、IOI内部のセキュリティがザルすぎないか?とか思ったりしましたけど、楽しいのでオッケー。

オアシス内では現実世界とは全く違う姿(アバター)になれる訳ですが、タイ・シェリダンとは違ってしゅっとした顔のパーシヴァル、ちょっと爬虫類っぽい顔のアルテミス、おなかの部分がメカになっている大男のエイチ、顔が三船敏郎みたいな鎧武者ダイトウ、モータルコンバットに出てきそうな黄色い忍者シュウ、と5人がそれぞれ個性的できちんとキャラ立ちしていたのがよかったです。

現実世界での彼らは…というところもきっちり面白かった。

悪の企業IOIの親玉であるソレントのアバターがスーパーマンそっくりなのは、オアシスを掌握し神のような存在になりたい、という彼の願望の現れなのかな。

公開直後なので詳しいことは書きませんが、ラストのメッセージは僕なんかにはかなり耳が痛くなるようなものでしたが、映画オタクでかつ映画で成功したスピルバーグだからこそ言える説得力のあるものでした。

でも、ゲームは単なる現実逃避、として切り捨てるわけではなく、現実も趣味もどっちも大事、という着地になっているのが素敵です。

これから原作の『ゲームウォーズ』を読みたいと思います。

原作と映画だと話や登場する作品などで結構違いがあるみたいなので。

ソフト化したら、コマ送りで隅から隅までみなおしたいです。

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