『ペーパー・ハウス』シーズン1 造幣局に殴り込み ネタバレ感想

スポンサーリンク

f:id:b9msr3:20180122112244p:plain

原題:La casa de papel

シーズン1:全13話

放映時間:41分~55分

 

Netflixで配信されているケイパーもののドラマです。

教授と呼ばれるブレーンと8人の犯罪者チームが、造幣局に強盗に入るというお話。

 

スポンサーリンク

あらすじ

途方もなく莫大な金と大勢の人質。

大胆かつ綿密な計画。

失うものは何もない9人の命知らずが決行する、常識はずれの強奪劇。

 

映画だと色々ある「ケイパーもの」ですが、ドラマでは珍しいと思ったので観てみました。

「ケイパーもの」とは大まかに言えば、さまざまなスキルを持ったスペシャリスト達がチームを組んで、強奪作戦を実行するようなジャンルです。

映画では、『オーシャンズ』シリーズやメガマックス以降の『ワイルドスピード』シリーズみたいな感じ、と言えば伝わるかなと思います。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

 

感想

このジャンルの作品は、時間に限りがある映画では、どのような作戦を準備・実行していくのか、成功するかしないのか、といったサスペンス要素がメインで、人間ドラマはサスペンスを強化するための補助的な役割になっていることがほとんどです。

しかし本作は時間がたっぷり使えるドラマということで、サスペンス要素と人間ドラマ要素を両方同じくらいの比重で描こうとした、という製作側の意図は理解できます。

ただ、その人間ドラマ要素が正直なところ微妙でした。

サスペンスを強化するようなものになっているとは言い難いものだったり、ほとんどが色恋沙汰だったりで、どうでもいいと感じてしまうことがしばしば。

トキオとリオとアリソン、アルトゥーロとモニカとデンバー、教授とラケルとアンヘル、という三角関係が3つもありますし、1つめはマジでどうでもいいです。

 

サスペンスの部分は、ハラハラする展開が色々用意されていてそれなりに楽しめるのですが、ハラハラの発端がしょーもないミスであることが多いのが残念。

ホントに5ヶ月もかけて入念に準備してきたの?こいつら本当にプロなの?と言いたくなるぐらいのしょーもなさ。

人生をかけた大博打のはずなんですが、犯人チームに緊張感がなさすぎます。

命を賭けているプロ集団というより、なんかノリで集まった知り合いのようなヌルい雰囲気。

警察側の動きも、犯人チームの素性を明らかにしていくことが主になっているのですが、それは立て篭もり事件の解決とは結びつかないと思うんですけど。

人質を助けるにはどうするかとか、気付かれずに侵入できるかとか、そういうことをもっと掘り下げていった方がいいのでは?とちょっと疑問に感じました。

顔や名前が重要になるのは建物から逃げられてしまった場合の話ですよね。

 

最初の方で、教授が「我々は義賊だ」みたいなことを言っていたので、てっきり人質とか国民を味方につけるような作戦なのかと思ってました。

でも別にそんなことはなくて、人質の間には不信感が増しちゃうし、案の定人質の一部は逃走に成功しちゃうしで、教授の目的もよくわからないし、頭が良いんだか悪いんだかもよくわからないんですよね。

人質を懐柔しようとするのが遅すぎますし、女にうつつを抜かしすぎです。

アンヘルが運よく事故ったからいいものの、本来はもう正体がバレて捕まっててもおかしくない。

 

シーズン1で明らかになった計画は、造幣局に立て籠り、時間の許す限り金を刷る。その間に偽の脱出トンネルと教授のアジトに繋がる本物の脱出トンネルを掘る。というものでした。

最終話で、準備をしていたときのアジトが警察にバレてしまいましたが、計画の詳細や証拠になるようなものを残したままにしておくというのはどう考えてもおかしいので、まだ何かしらの策を用意しているのでしょう。

大使の娘アリソンの存在も、今のところそこまで役に立っている感じではないので、これから何かあるのではと思っています。

昏睡状態になっているアンヘルの今後も気になります。

最終話では教授とベルリンは今回が初対面ではなさそうな感じでしたが、2人はどういう関係なんでしょうか。

 

スペイン語は全く分からないので英語吹替え・日本語字幕で観たのですが、英語を聞く限りでは、誤訳や内容を省略しすぎている部分があって少し気になりました。

特に気になったのは、ベルリンの身元がバレて嘘の交じった報道がされた場面。

少額という言葉を聞いてナイロビが過剰に反応する場面があるのですが、あれは少額ではなく未成年者の間違いですよね。

少額の恐喝に対してあんな反応を示す意味が分からないですし、直後の「少女を部屋に閉じ込めて何する気?」という台詞に繋がらなくなってしまっています。

 

なんだかんだ文句を言いつつ次はどうなるんだ?と思う程度には面白かったですし、パート2がめちゃくちゃ気になる終わり方だったのですが、8話ぐらいにおさめてくれたらもうちょい面白くなっていたんじゃないかな、という感じでした。

前半の展開がやや鈍重で、勢いが出てくるのが7話ぐらいからだったので。

配信されているのはパート1の全13話ですが、IMDbで調べたら15話ありました。

残り2話はどこへいったの?と思ってさらに調べたところ、スペインで放映されたオリジナル版が、1話70分、前半の9話と後半の6話で完結している全15話のリミテッドシリーズでした。

Netflixが買い取って再編集し、前半を全13話のパート1として配信しているようです。

パート2がいつ配信されるかは分かりませんが、全9話ぐらいになるのではないかなと思います。

 

追記

パート2は予想通り全9話構成でした。

パート1よりも計画がグダグダで、なんとも都合のいい終わり方をしたので拍子抜けでした。

人質たちは明らかに逃げられるタイミングが何回かあったんですが、なぜ逃げなかったんでしょうね。

しかし世間の評判はいいみたいで、なんとシーズン3までの制作が決まっているみたいです。

僕の感性がひねくれすぎているのでしょうね…

コメント