『ベヨネッタ2(Switch版)』感想/レビュー 美しき魔女が天使も悪魔もぶっ倒す∞クライマックスアクションゲーム

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WiiUで発売されていたものが、Switch用に最適化されて登場。

WiiU版はやってないのでそちらとの比較はできませんが、グラフィック、フレームレート、操作性などかなり完成度が高いです。

前作『ベヨネッタ』の基本的な部分はそのままに、悪かった部分を改善した、まさに正当進化した続編といった感じです。

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お話

創造主ジュベレウスを復活させ世界を思い通りの形に作り直そうとした、ルーメンの賢者の最後の生き残りバルドルの計画を阻止し、世界を救ったアンブラの魔女ベヨネッタとジャンヌ。
死闘から数ヶ月が経ち、クリスマスを目前に控え賑わっている街に突如として天使の大群が襲いかかる。
なんとか天使たちを撃退するものの、何者かの攻撃を受けたジャンヌはその魂を魔界に引きずり込まれてしまった。
体が朽ち果てるまでに魔界から魂を救い出さなければ、ジャンヌは二度とこの世に戻ってこれなくなってしまう。
ベヨネッタはジャンヌを救うため、道中で偶然出会った不思議な力を持つ少年ロキと共に、魔界への扉がある霊峰フィンブルヴェトルを目指す。
そんな彼女らの前に、絶滅したはずのルーメンの賢者らしき仮面の男が立ちはだかる…という感じのお話。

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前作は話の目的設定が弱く、プレイの途中からベヨネッタがなんのためにどこに向かってるのか分からなくなる感じがありました。
対して今作は、ジャンヌの魂を救うために魔界に行くという目的がしっかりしていますし、その後の展開もかなりよかったです。
終盤では、思わず目頭が熱くなるようなシーンもありました。

ただ僕がストーリーが楽しめたのは、2をやる前に前作をやって復習したから、という部分が大きい気がします。
前作のあらすじや、ベヨネッタ(セレッサ)、ジャンヌ、エンツォ、ルカなど引き続き登場している主要キャラ、ある重要人物とベヨネッタの関係などが作中では詳しく説明されないので、前作を全く知らない状態でも楽しめるかどうかは正直微妙なとこです。
特にチャプター12以降は、一見さんだとよく分からないんじゃないかな、と思いました。

ネタバレ反転→ラストではベヨネッタの父バルドルがロプトをその身に閉じ込め過去に飛ぶという、1と2の円環構造が明らかになる(つまり、前作に登場するバルドルはロプトに精神を侵され悪に堕ちた状態だった)ので、前作をやっているかいないかが、本作のシナリオを評価する上でかなり大きなポイントになると思います。

だからWiiU版は1と2をセットで売ってたんだと思いますが、なんでSwitch版はバラ売りなんだろ(一応1&2セットの∞Climax Editionてのがあるけど、限定生産らしく値がつり上がってる)。

少し残念だったのが、前作のおふざけ要素とお色気要素を含めた、いい意味でバカっぽかった雰囲気がものすごく薄まってしまっていること。
ジャンヌ救出にはタイムリミットがある、という設定なので余裕がないのは分かりますが、もうちょい笑える要素が欲しかったな、という感じでした。

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ゲームプレイ

アクション

前作と同じく、攻撃を華麗に回避しながら、多彩なコンボをたたき込んでいくアクション。
バトルのシチュエーションもバリエーションに富んでいて、飽きさせない。

敵の攻撃を紙一重で回避することで時の流れが遅くなる「ウィッチタイム」と、多彩で派手なコンボ、コンボ途中に回避してもコンボを再開出来る「ダッヂオフセット」、敵を拷問にかける「トーチャーアタック」、後述する「アンブランクライマックス」などを使った、スピーディーで爽快でスリリングなバトルが楽しめます。

手と足にそれぞれ武器を装備し、それらの組み合わせによって、繰り出せるコンボが大きく変化します。
武器は8種+α。それぞれが全く異なった性質を持っているので奥が深く面白いです。

イージーモードならボタン連打でコンボ・回避を行ってくれるので、アクションが苦手な人でもまったく問題なし。
少しずつ難易度を上げながら「プレイヤーが成長していく楽しさ」が感じられる良いアクションゲームだと思います。

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探索・移動

ほぼ一本道のステージを、Verseと呼ばれるバトルを1つずつクリアしていく形式になっていますが、所々に配置された魔女の棺やムスペルヘイム(特殊な条件下でのチャレンジバトル)など、わき道にそれないと発見できないものがちょこちょこあり、リプレイ性があります。

前作よりも探索・移動が占める割合が少なくなっているので、アクションゲームとしての純度が上がっている感じで良かったです。

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前作からの変更点

基本部分は前作を踏襲している今作ですが、より遊びやすくするための変更がいくつも加えられています。

  • 前作はノーマルの難度がやや高く、対してイージーが簡単すぎましたが、今作は各難易度間の調整がうまくいっている感じがしました。
  • 攻撃を受けても魔力ゲージが減らなくなりました。
  • 前作に比べ、ウィッチタイムを発動させるための回避判定が若干緩めになってます。多分。
  • 前作では拾った武器を使い切るか捨てるかしないと、元々装備していた武器が使えませんでしたが、今作では同時に使えるようになっています。
  • 前作に比べ、トーチャーアタックorクライマックスでMAXにするために必要な連打数がかなり減っています(前作では、かなり頑張らないといけなかった)。また難易度によって必要な連打数が増減するようになりました。
  • 前作では失敗すると即死してしまうQTEがいくつかありましたが、今作では無くなりました。
  • 魔力ゲージを消費することで、攻撃で常にウィケッドウィーブが発動し、フィニッシュでド派手な召喚技を繰り出せるようになるアンブランクライマックス(UC)が追加。前作ボス戦時の本気モードを強くした感じのもの。状況に応じて、トーチャーアタックかUCか、選択肢が増えて良いです。
  • Tag Climaxモードという、オンラインorローカルでの協力プレイモードの追加。ここでしか使用できないキャラ、戦えない敵も出現。かなり面白い。
  • 前作にあった、チャプタークリア後に駒を動かすような周回テンポを削ぐ演出がなくなった。
  • 日本語吹き替え音声の追加
  • 他にも、エンジェルアタック(チャプタークリア後のミニゲーム)の廃止、武器セット交換とロックオンのボタン配置が逆になった、STG時に上下操作の反転ができるようになった、などなど細かい変更点があります。
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残念だった部分

  • 新規の隠し武器が少ない。あと、手にしか装備できない武器は4つあるのに対して、足にしか装備できない武器は1つしかない。
  • スネークウィズインの操作性が微妙。
  • 戦闘終了後の、結界を破る演出がスキップできなくなった。
  • ↓仮面の賢者戦は、演出が派手なのはいいけどなにがなんだかわかりづらすぎる。
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  • 一部、敵の攻撃の出が早すぎる気がする。
  • アンブランクライマックスがあるからなのか、ボスが妙に硬い。(というか、ウィケッドウィーブの威力が全体的に下がっている?)
  • ムービーでのアクションシーンが多く、ゲームプレイ部分との乖離を感じる。これは今作に限ったことではなく全てのゲームに言えることだけど、実際のプレイでは出来ない動きをムービーでバンバンやられるとなんか冷める。
  • Tag Climaxモードにプレイヤー同士の競争という要素はいらなかった。

おわり

この手のアクションゲームが好きなら買って損はない良ゲーでした。
ウィッチトライアルの制覇、最高難易度の∞Climaxに挑戦、打倒ロダンなど、やり込み要素が豊富で楽しめます。
一度ゲームをクリアしたらそれで満足、という人にはあまりオススメできないかな、と思います(楽しめるとは思いますけど、ボリュームが無い、と感じるのでは)。

3は今作よりさらにシリアス寄りになってしまいそうな予感がしますが、まあそれはそれでいいか。

いずれにせよ、楽しみにして待っています。

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