『Anthem(アンセム)』あらゆる部分がダメだけど戦闘だけは楽しいハクスラシューター

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アクションRPG/ハクスラシューター『Anthem(アンセム)』をプレイしての感想/レビューです。

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マイナス要素が多すぎる…

今作を減点方式で採点していくと、間違いなく赤点レベル。
システム周りがとにかく雑で、よくこれで発売に踏み切ったな…と思ってしまうほどガッタガタでした。
とりあえず、ダメだと感じた部分を列挙していくことにしましょう。

とにかく多いエラーやバグ
出撃時に無限ロードが発生したり、ミッションの目的が表示されず進行不能になったり、味方の蘇生やオブジェクトの取得ができなかったり、リザルト画面で接続エラーが起きて落ちたり。
プレイしていると、必ずと言っていいほど何かしらのエラーやバグに遭遇します。
進行中のミッションに途中参加できるクイックプレイは、進行不能バグの影響で現状ではほぼ機能していません。

やたらと長いし頻度の高いロード
出撃準備のため工房に入るのにロード、出るのにロード、出撃時に長いロード、ダンジョンに入るのにロード、出るのにロード、拠点に帰るのに長いロード。
装備を変更するのにいちいちロードを挟むゲームなんて初めてです。
ゲーム内には読み物がたくさんあるので、ロード画面で読めるようにしたら良かったのに。

単調すぎるミッション内容
すべてのミッションが、目的地に移動→何かを調べる/敵を倒す/散らばったアイテムを集める→目的地に移動→…の繰り返し。
ロケーションが少しづつ違うだけで、やっていることは最初から最後まで変わりません。
最近のゲームはミッション中にリアルタイムで派手な演出があったりしますが、今作ではそういう要素もないです。
残念ながらミッション自体には面白みを全く感じませんでしたし、印象に残ったミッションもありませんでした。
あと目的地が無駄に遠いのもマイナス。

難易度の上げ方が雑
現在の最高レベルである30に到達するまでは、難易度はイージー、ノーマル、ハードの3種類。
レベル30に到達すると、更に上位の難易度であるグランドマスター1、2、3が解放されます。
難易度が高くなると何が違うのかというと、ただ単に敵が固くなるだけです(GM1→2→3で高レアリティ装備のドロップ率が上がるみたいですが、正直実感できません)。
新たな敵が登場するとか、敵の種類・配置・ルーチンが変化するとか、そういった工夫は一切ありません。
また、ハード→GM1の上がり方はまだ許容範囲内ですが、GM1→GM2、GM2→GM3の上がり方は極端すぎます。
GM2まではなんとかクリア出来ましたが、敵が固すぎて時間がかかる上に報酬はマズく、面白いとは感じませんでした。
GM1はわりと簡単だけどGM2は固すぎるので、『Diablo3』のようにもっと難易度を細分化するか、調整を見直したほうがいいと感じました。

渋すぎるドロップ率
装備品のレアリティは、コモン、アンコモン、レア、エピック、マスターワーク、レジェンダリーの6種類。
レベルキャップに到達したら、まず全身をエピックで固めて、それからマスターワークとレジェンダリーの装備を求めて戦うことになります。
全身エピックにするのは簡単ですが、マスターワークとレジェンダリーはめったにドロップしません。
レジェンダリーのドロップ率を絞るのは構いませんが、1つ下のマスターワークも全然落ちないためモチベーションが維持できません。

少なすぎるコンテンツ
エンドコンテンツとして用意されているのは、3種類のダンジョン(ストロングホールド)と、フリーロームと、1日3種受注できるレジェンダリー依頼。
ストロングホールドは、体験版でもプレイできた「タイラントの坑道」以外、難易度と報酬が見合っていません(現状「タイラントの坑道」以外では、ボスまで行かず途中の宝箱を開けて抜ける人がほとんど)。
また、いくら良い装備を集めたところで少ないコンテンツを繰り返し遊ぶだけです。
これもモチベーションを維持できない要因となっています。

あまり役に立たないコンパス
今作ではミニマップがなく、画面上部のコンパスで敵の位置がすごくおおまかに表示されます。
しかしこのコンパスは前方180°までしかカバーしておらず、背後に敵がいる場合はコンパスの両端に矢印みたいなものが表示されるだけ。
敵との距離や地形ももちろん表示されません。
気づいたら囲まれていたり、何の攻撃でダメージを食らったのか分からないときが多々あります。

見た目を変更できるアイテムが少なすぎる
今作ではジャベリンというエグゾスーツを着て戦うのですが、そのジャベリンの見た目はカスタマイズすることができます。
パーツの材質と色を変更できるため、自分好みの見た目にしていけるという部分は非常に素晴らしいのですが、残念ながら外観パーツの種類が少なすぎます。
特典で付いてきたものを除けば、なんと3種類しかありません(その内1種は初期スキン)。

銃のデザインが少なすぎる
これは体験版の時点ですでに懸念していた事ですが、銃のデザインが少なすぎます。
各カテゴリごとに3種類ぐらい銃が用意されているのですが、ベースは同じでマズルやスコープの形が微妙に違うぐらいの差しかありません(カテゴリが違えば見た目は違います)。
レア度の高い武器でも、ペイントがちょっとかっこよくなるぐらい。

残念なプログレッションシステム
成長要素がほぼ存在せず、最初の2~3時間からレベル30に至るまで、やれることが特に増えたりはしません。
途中で使えるジャベリンが増えていくので、乗り換えていくことで単調さは薄れるものの、ずっと同じことをしている感があるのは確か。
これはRPGとしてちょっとキツイ。

短く単調なストーリー
ストーリーは、何回も見たような内容のもの。
これといったひねりや燃える展開などはなく、淡々と流れていきます。
しかもかなり短く、10~15時間程度で終わります。
魅力的なキャラクターが随所に配置されているのですが、特にストーリーに絡むことが無いというのは残念でした。
海外ドラマの終わり方みたいな感じなので今後拡張されていくのでしょうが、現時点では期待外れでした。

ジャベリン・アビリティ・銃のバランスの悪さ
レベル30までは、コロッサスとストームが強く、レンジャーとインターセプターは弱い印象。
マスターワーク、レジェンダリー装備を揃えると、インターセプターがずば抜けて強く、次いでコロッサス、ストーム、レンジャーといった印象。
各ジャベリンのアビリティも、明らかに産廃のものがあり(コロッサスのキャニスター砲や、インターセプターのクラスター地雷など)、バランスが悪いです。
銃はマスターワークが出るまではあまり出番がありません。
また、マスターワークでも使えるものと使えないものがハッキリと分かれてしまっています(僕はハズレ武器しか出てません)。

装備品の整理が面倒
ミッションでは複数の装備品が手に入りますが、所持上限は250個まで。
そのため、いらない装備品はこまめに分解していかなければならないのですが、そのときは一つ一つ手動で分解する必要があります。
本来は保管庫でまとめて処理できるはずなのですが、レスポンスが悪すぎて使い物になりません。

これらの他にも、

  • 色んな要素の説明が不足している
  • 敵の種類が少なすぎる
  • 美しいが代わり映えしないフィールド
  • テンポの悪いフォートタルシス(拠点)
  • ほぼ意味がなく、正常に機能もしていない出撃ハンガー(オンラインロビー)
  • フリーロームはマップの大きさに対して参加人数が少なすぎる

といった部分が気になりました。

戦闘だけは最高に楽しい

ここまではもうダメダメな今作ですが、戦闘だけは本当に面白いです。
ハクスラシューターの中で最高峰と言ってもいほどの面白さ

これまでのシューターは、障害物に隠れて、ちょっと顔だして撃って、という感じのものがほとんどでした。
しかし今作では、ジャベリンの飛行による三次元高速移動と、アビリティの組み合わせによるコンボというシステムによって、これまでのシューターにはなかった圧倒的な爽快感が得られます。
ジャベリンの飛行は単なる移動手段ではなく、有利なポジションを確保したり、敵の包囲を突破して窮地を脱したりするのに使える、というのは画期的だと感じました。

4種のジャベリンは、それぞれ特性が全く異なり、使い勝手も違います。
質実剛健なレンジャー、とにかく力で押していくコロッサス、機動力を活かして戦場を駆け抜けるインターセプター、上空から状態異常の雨を降らせるストーム。
強い弱いは置いといて、しっかりと差別化されておりどれを使っていても、それぞれに面白みがあります。

また、レベルキャップに到達しマスターワーク/レジェンダリーの装備が出始めると、戦闘の幅が更に広がります。
というのも、MW/レジェ装備には、ヒットすると敵を凍らせるとか、ヒットすると追加で爆発を発生させるとか、コンボ発生で体力が回復するとか、様々な特殊効果が付いているからです。
もちろん銃にも、コンボに組み込んで使えるものや、特定条件下では威力が倍々になるものなど様々な特殊効果が付いています。
これらの特殊効果によって、それまでは日を浴びなかった銃にも活躍の場が増え、更に面白くなっていきます。

ドロップ率がもう少し良ければ、ビルドを考える楽しさも加わるんですけどね。

おわり

戦闘はよく出来ていると思いますが、その他の部分が足を引っ張りまくっている印象。
個人的には戦闘部分が非常に面白く、それだけでも元は取れたと思ってますが、『Destiny』や『The Division』といった先人の失敗から何も学んでないじゃん…と感じたのも確かです。

Amazonとかで叩かれてますが、クソゲーなんかでは無い、というのは断言しておきます。
最近クソゲーのハードルが低すぎるというか、何にでも文句つけりゃいい、良い部分は全部スルーして気に入らない部分がちょっとでもあれば叩く、みたいな風潮がすごく嫌です。

修正次第では良ゲーに化ける可能性は十分にあるので、今後に期待。
アップデートを確認しつつ、他のゲームの合間にちょこちょこやるぐらいがちょうどいいのかもしれません。

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