『デビルメイクライ5』クリアレビュー ファンの期待を凌駕するシリーズ最高傑作

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今回は、デビルメイクライシリーズ約10年ぶりの最新作『デビルメイクライ5(DMC5)』の感想/レビューを書き綴っていきます。

ネタバレはありませんのでご安心を。
購入の参考になれば幸いです。

1周クリアは10時間もあれば出来ますが、もちろんクリアしてからが本番です(高難易度やコスチュームなどがクリア特典として追加されていきます)。

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待ちに待った続編

カプコンの看板タイトルの1つであり、悪魔どもをスタイリッシュなアクションで蹂躙していくデビルメイクライシリーズ。
前作『4』が発売されたのが2008年(その後スペシャルエディションが2015年に発売)なので、約10年ぶりの続編ということになります。

時系列は、3→1→2→4→5の順(ちょっと前までは3→1→4→2だったと思いますが)。
もちろんシリーズを全作やっていたほうが楽しめますが、今作がシリーズ初作品でも大丈夫。
今作が初DMCだという人のために、メニューからこれまでのおさらい動画が見れるようになっています(Youtubeにも上がっています)。

何を隠そう、僕はDMCシリーズの大ファン。
記念すべき1作目から、3と4のスペシャルエディション、HDリマスター、パラレル設定の『DmC』も含めて、全てのタイトルを遊んできています(DmCのリマスターもめちゃ面白いのでオススメです)。
そんないちファンの目から見て、今作は間違いなくシリーズ最高傑作だと感じました。

ストーリーは最初から最後まで面白く、問答無用でアガるシーンも随所にあって良かったです。
コイツはアイツでアレがアイツでああなるんだろうな、という想像の範囲内の話でしたが、これぞ集大成!という感じがビンビンだったので文句はありません。
ただし、シリーズ初挑戦の人も同じように楽しめるかは疑問なところではあります。

三者三様、極まったスタイリッシュアクション

このゲームの魅力はなんと言ってもアクションの爽快感。
各キャラのアクションを全て理解するのはかなり時間がかかりますが、敵の攻撃を華麗に避け、自分の思ったとおりにコンボをつなげられたときの快感は筆舌に尽くしがたいものがあります。
今作では今まで以上にアクションの手触りがスムーズ。楽しさが最高潮に仕上がっています。

コンボを練習できるモード「The VOID」や、ボタン連打でコンボを決めてくれるオートマチックアシストモードも搭載されているので、初心者でも安心な親切設計。

今作では、3人のプレイアブルキャラクターが登場。
それぞれ特徴・操作感が全く異なり、どのキャラを使っていてもめちゃくちゃ楽しいです(各キャラにテーマソングが用意されていて戦闘中に流れるというのもイイです)。

ネロ

前作から登場している主人公。
悪魔の右腕「デビルブリンガー」を何者かにもぎ取られてしまったため、その代りに様々な機能を持った義手「デビルブレイカー」を付けて戦います。
使用武器は前作に引き続き、推進機能の付いた大剣「レッドクイーン」と、大口径二連バレルリボルバー「ブルーローズ」。

推進機能イクシードを利用した豪快な剣撃、爆発力のある銃撃と、基本的な操作感は前作とあまり変わりません。
しかし、付け替え可能なデビルブレイカーが加わったことで、戦略の幅が広がって楽しさが倍増。

デビルブレイカーには複数の種類(特典のものを除けば全8種)があり、使用できる技が異なります。
掌底から雷撃を放つもの、敵を投げ飛ばすもの、時を遅くするものなど、効果は様々。
敵の状態によってモーションが変化したり、特殊なコマンドが用意されているものもあり、一つ一つにしっかりとした特徴があります。
また、技を使用中に攻撃を受けると壊れてしまうという欠点を持っているので、無闇矢鱈と連発は出来ないというバランスにもなっています。

各デビルブレイカーには、通常技の他に一発限りの大技「ブレイクエイジ」も用意されています。
発動するためにはボタン長押しでタメが必要なのですが、タメ中に攻撃を受けると壊れてしまいます。
その代りに威力は絶大です。

僕のお気に入りは、ロケットパンチをサーフボードのように乗り回せる「パンチライン」と、ロックオン不可になる代わりに攻撃が強化される「トムボーイ」、デビルブリンガーとほぼ同じ使い心地の「バスターアーム」、クイックシルバースタイルを彷彿とさせる「ラグタイム」の4つ。

体験版の時点では、武器は前と同じだしアクションが単調に感じてしまわないか不安でしたが、完全に杞憂でした。
また、デビルブレイカーを戦闘中に自由にチェンジできないし、壊して付け替えのコンセプトはどうなのかな、みたいなことも書きました。
しかしネロを使っていく内に、その感想も変わりました。
戦況に合わせてつかうというより、戦況を一変させるハイリスク・ハイリターンの使い切りアイテム、という認識でブレイクエイジをコンボに組み込んでいくと、戦闘がグンと楽しくなります(エリクサーとかを最後まで使えないタイプの人は苦労するかも)。
チェンジ可能だったとしても、操作が忙しくて結局使いこなせなさそうですしね。

V

今作初登場となる主人公。
近距離担当のシャドウ、遠距離担当のグリフォン、全てを破壊するナイトメアという3体の魔物を使役して戦います。要はバビル2世。
V自身の肉体は脆弱で、弱った敵のとどめを刺す以外、攻撃の手段を持っていません。

本体は安全圏にいて使い魔で攻撃し、とどめを刺すときだけ本体で攻撃する、というこれまでには無かった全く新しいタイプのアクション。
最初はネロやダンテと比べると爽快感が無いな、と思っていたのですが大間違いでした。
シャドウとグリフォンの技を自分の思ったとおりに発動できるようになり、巨神兵のごときナイトメアも使って多数の敵をまとめて始末できるようになると、2人とはまた違った快感を味わえます。

本体の移動操作と、シャドウとグリフォンの攻撃操作を並行して行う必要があるので、操作はけっこう難しいです。
ネロやダンテとは全く違うゲームをしている感覚でした。

使い魔にもHPがあり、攻撃を受け続けると蘇生待ちの状態になってしまいます。
高難易度だと、攻撃は控えて一旦下げるというテクニックも必要になってきそう。

特定の場所でナイトメアと召喚すると、壁などが崩壊して隠し通路が開ける、という仕掛けがあったのも面白かったです。

ダンテ

ストーリー中盤辺りから操作可能になる、シリーズおなじみの主人公。
4つの近接武器、4つの遠距離武器、4つのスタイルをリアルタイムで変更しながら戦います。

武器ごとの基本コンボや特徴、スタイルのコマンドなどとにかく覚えることが多いし、操作の忙しさも尋常じゃない超テクニカルなキャラ。
完璧に使いこなすのは至難の業ですが、使っていて一番楽しいのはやはりこの男。

前作の新規近接武器は2つともクセが強いものでしたが、今作での新規武器はどれも扱いやすいです。
ボクシング/カポエイラを切り替えながら超強力な近接攻撃を叩き込める「バルログ」、『3』でのケルベロスがパワーアップした「キングケルベロス」、オーブを稼いだり攻撃に使用できる「Dr.ファウスト」という変わった遠距離武器もあり、とにかく手数が豊富で飽きさせません。

新武器の中で僕が特に気に入っているのが、バイク剣「キャバリエ―レ」。
バイクが真っ二つに分かれて1組の大剣になるというトンデモ武器で、敵の攻撃を食らっても怯まず、複数の敵を巻き込んでゴリゴリと削っていけます。
また、ソードマスタースタイルのコマンドを使えば、バイクにまたがりながらのアクションもあります。
『3』のムービーシーンにバイクで塔を登り悪魔を蹴散らしていくというものがあり、隠し武器でバイクを実装してくれればよかったのにと思っていました。
ついにその念願が叶ったというのもあって、使っていてとにかく楽しいです。

新武器を手に入れたときは恒例のはしゃぎタイムがあり、特に「Dr.ファウスト」入手時のものは必見。

スタイルの基本アクションはこれまでと同じですが、途中で身につける超パワーアップ能力によって、これまでのダンテにはなかった豪快なアクションが追加されています。

無駄を削ぎ落としたレベルデザイン

前作までは、ステージに謎解きやギミックが配置されていました。
そのため、仕掛けを発動させるために行ったり来たりをさせられ、移動に割く時間がわりと多いという難点がありました。
しかし、今作ではそういった要素がほぼなくなりました(もちろん、ブルー/パープルオーブの欠片集めと、シークレットミッションというシリーズお馴染みの探索要素は用意されています)。

「ほぼ一本道のステージを進んで敵を倒すだけ」という批判も見受けられますが、僕は純粋なアクションゲーとしての密度がこれまで以上に高まっている良い変更だと思います。

前作ではクリア評価が、スタイリッシュポイント・獲得したレッドオーブ・クリア時間による総合評価でしたが、今作ではスタイリッシュポイントのみに変更されました。
これによって、オブジェクトをこまめに壊して、隠しレッドオーブの場所を覚えて、せかせかとプレイする必要がなくなりました。
これもすごく良い変更だと思いました。

また前作では、ストーリー前半とラストがネロ、それ以外がダンテ、というふうにパックリ分かれており、ダンテ編のステージはネロ編の逆走かつボスも使いまわし、という難点がありました。
しかし、今作では3人を適度に交代しながら(2箇所ほど使用キャラを自分で選べるステージもありました)固有のステージを進み、キャラごとに違うボスと戦うことになります(一部だけ使いまわしがあります)。

あのキャラであのボスと戦いたいという欲求はあるので、好きなステージ&キャラの組み合わせで遊べるモード、もしくはボスと戦闘するだけのモードがほしいです。

不満に思った点

不満に思ったのは12点だけ。

1つ目はロードの頻度が高いという点。
メインメニューからミッションを選択して、実際にミッションが始まるまでに3、4回ぐらいロードをはさみます。
コスチュームを選択するだけなのに前後にロードをはさんだり、スキルや装備の管理をするカスタマイズメニューに入るのにもロードをはさむので、テンポがかなり悪く感じました。
ロード時間には攻略のTipsが読めるようになってはいるのですが、個人的には『3』のときのようなお遊び要素(タイトルロゴを斬って撃って破壊できた)、もしくはベヨネッタシリーズのような練習モードにしてほしかったです。

2つ目は各難易度のクリア特典が少ないという点。
Human、Devil Hunter、Son of Sparda、Dante Must Die、Heaven or Hellをクリアしましたが、クリア特典として解放されたのがVと〇〇〇〇のEXカラーと、ダンテのスキル「イレギュラーフルカスタム」(装備枠が解放されて全武器が装備可能になる)、各キャラのスーパーコスチュームのだけでした。
1や3、4のときのコスチュームなどがいろいろ解放されていくと思っていたので、ちょっと肩透かしでした。

おわり

DMCシリーズやアクションゲーが好きな人は間違いなく買い。
早くも今年のGOTY候補が出てきてしまいました、という感じです。

4月1日の無料アップデートでおなじみの「ブラッディパレス」が追加される予定で、さらにDLCの計画もあるということなので(プレイアブルキャラの追加だったら泣いて喜びます)、これからも遊び続けられそうです。
4SEにあったレジェンダリーダークナイトモードの追加も期待しています。

『バイオ7』あたりからカプコンの勢いがスゴイですね。
バイオ、モンハン、DMCと立て続けに看板タイトルのヒットが続いています。
この流れに乗って『鬼武者』や『ロストプラネット』の新作を出してください。お願いします。

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