『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』感想/レビュー 完結編にふさわしいシリーズ集大成?

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『Shadow of the Tomb Raider』
プラットフォーム:PS4、Xbox One、PC(日本ではXbox One版は単体でのパッケージ版がない模様)
ジャンル:アクションアドベンチャー
開発:Eidos Montréal、Crystal Dynamics

2013年からスタートしたリブート版『トゥームレイダー』3部作の最新作にして完結編。
めちゃくちゃ面白いシリーズなんですが、日本ではこのリブート版はあまり知名度がないのが悲しい。

『トゥームレイダー』『ライズオブザトゥームレイダー』、そして本作『シャドウオブザトゥームレイダー』でリブート版ララ・クロフトの3部作はひとまず完結ということみたいです。
完結編にふさわしくこれまでの要素を磨き上げた集大成という感じで、シリーズを通して楽しく遊んできた僕にとっては面白かったです!

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▲我らが主人公、ララ・クロフト

どんなゲーム?

本シリーズは古代のアーティファクトを求めて旅する冒険家ララ・クロフトを操作し、世界を手中に収めんとする悪の組織トリニティの野望を阻止するために、危険な罠が満載の遺跡の探索や、トリニティとの死闘を繰り広げていくアクションアドベンチャーです。

似たようなゲームとしてよく『アンチャーテッド』シリーズが挙げられているのを見かけます。
しかしどちらも古代の遺跡探索という点では似ているものの、ゲーム性は結構異なります。
『アンチャーテッド』シリーズは、リニアなマップデザインとストーリーテリング・演出重視のゲームですが、こちらのリブート版『トゥームレイダー』シリーズはワイドなマップデザインと探索重視のゲームとなっています。

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こんな人にはオススメ

前作、前々作とやってきてこのシリーズが楽しめた人

本作は、ロケーションが変わり各種システムがブラッシュアップされたこと以外は、ぶっちゃけ前作とやってることは同じです。
そのため、合う合わないは1作目『トゥームレイダー』か2作目『ライズオブザトゥームレイダー』をプレイすることで判断できると思います。
しかし国内Amazonでのレビューを見ると「シリーズで一番面白くない」という意見も結構見られるのでよくわからんです。

『ライズ~』『シャドウ~』のほうが遊びやすくなっていますが、新米冒険者からトゥームレイダーとなっていくララの成長を堪能するという意味でも、未プレイの方にはぜひとも1作目から遊んでほしいです。

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メインストーリーそっちのけで寄り道・探索するのが好きな人

本作ではこれまでのシリーズ同様わりと広めなマップに、コレクタブルアイテムや道中のオブジェクトを破壊したりするチャレンジといった寄り道要素が大量に配置されています。
メインストーリーを追うだけでは足を踏み入れないところがほとんどで、探索をしないとこのゲームを十分堪能できないような作りになっています。
そのため、ストーリーだけに没頭したいという人には向かないかもしれません(クリアした後でも探索は楽しめますが)。

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▲ラマと戯れるララ

謎解きが好きな人

本作にはまたまたこれまでのシリーズ同様、チャレンジトゥームという謎解きダンジョンが配置されています。
このシリーズにおいて、チャレンジトゥームが最も面白い部分です(現にシーズンパスの追加コンテンツは新たなチャレンジトゥーム)。
チャレンジトゥームに挑戦するかは任意なのでスルーも可能ですし、謎解きの難易度だけを下げることも出来ますが、謎解きが苦手だったり嫌いだったりする人はあまり楽しめないかもしれません(メインストーリーにもいくつか謎解きはありますし)。
似たような仕掛けが用意されているトゥームは1つもなく、新たなトゥームを訪れるたびに発見と驚きがあるというのはすごいです。

ちなみに、トゥームの仕掛けを作る際には、実際に当時のテクノロジーで実現可能であるかどうかという検証を行っていたようです。

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前作からの変更・改善点

エイムの操作性向上

個人的にこのシリーズで一番の難点が、エイム操作(銃や弓の狙いをつける操作)が他のゲームに比べてなんかヌルっとしていてやりづらいというところでした。
本作ではこのエイムの操作性が良くなっており、やりづらさを感じることなくプレイできました。

銃の発砲音

これまでは銃の発砲音がおもちゃみたいでしょぼかったのですが、今作では銃の発砲音がかなり良くなっています。とくにアサルトライフル系。

住民との交流

本作では住民からの頼みを聞くサイドクエスト(前作にも似たようなものは一応ありましたが)が複数あり、サイドクエストを受注しないと行けない場所がいくつもあります。
サイドクエストはお使いっぽさがなく、バラエティに富んでいて面白かったです。

また、住民に話を聞くことでロケーションがマップに表示されたり、商人から役立つアイテムを購入できたりと、単に未開の地をうろつくだけにはなっていません。

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▲住民に話を聞くララ

水中での探索

前作までも水中を移動することはありましたが、ちょっと潜った先のとこに行くとか、敵に気付かれないように移動するとかその程度でした。
しかし本作では、がっつり水中で探索することが出来るようになりました。
水中での操作性はかなり良く、息継ぎをしないといけなかったり、見つかってしまったら死ぬしかないピラニア軍団がいたり、というハラハラ要素も相まってなかなか楽しいです。

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スキルシステム

前作はスキルツリーでしたが、本作では隣接するスキルを解除していくタイル型になりました。
特に大きな変更点ではありませんが一応。

ストーリーの進行、チャレンジトゥームの制覇によってアンロックされるものもあります。

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戦闘の割合が減った

これまでのシリーズ作と比べると、戦闘の割合がかなり少なくなっています。
割合でいうと、探索:謎解き:戦闘=6:3:1ぐらい(メインストーリーだけで見るともうちょっと戦闘の割合が増えます)。
個人的にこのバランスは結構いいと思いました。

が、トレーラーで宣伝したようなジャングルでのステルス戦はあまり多くなかったのは残念です。

戦闘、探索、謎解きの難易度が個別に調整できる

これは他のゲームでは見られない調整。
戦闘は手応えあったほうがいいけど謎解きはサクッとやりたいという人やその逆の人、あらゆる人に対応できるよう間口が広くなっていてすごいと思いました。

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その他の良い点

ステルス性重視の戦闘

戦闘においてステルス要素がかなりパワーアップしていて、この調整は個人的にグッドでした。
1人また1人と静かに敵を排除していくプレイが楽しかったです。

正面切っての戦闘をやりたかったらそれも出来るというバランスなので、ステルスはあまり好きじゃないという人でも楽しめるんじゃないかと思います。

ラスボス戦だけはどう立ち回るのが正解なのかよく分からなかったですが。

はじめから+(強くてニューゲーム)モードがある

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最近、面白かったから2周目やりたい!と思っても後でアプデで追加するよ、というゲームが多かったので(GOWしかりスパイダーマンしかり)、これは嬉しいです。
2周目ではスキル・装備を引き継いだまま始めることが出来ます。

悪い点

  • ストーリーにもうちょい盛り上がりが欲しかった
  • AIがけっこうアホなので終盤以外は簡単にステルスで突破できてしまいあまり手応えがない
  • ボリュームがかなり少ない(1週目100%達成+ベリーハードクリアで20時間程度)
  • ローカライズの質がかなり低い(台詞はまだ続いているのに、字幕が途中で終わっている箇所が非常に多い)
  • エンドコンテンツがない(前作にはスコアアタックモードがあった)

すべてのアクティビティを達成しアイテムを収集しても、達成率が100%にならない(「ドクタークロフト」と「完ぺき主義者」のトロフィー/実績が解除できない)というバグが発生中です。
トロフィーのバグは、Ver1.05のアップデートにより修正されました。
すでに100%にしたデータをロードすれば、自動的にトロフィー/実績が解除されるようになっています。

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おわり

最初にも述べましたが、各要素をブラッシュアップし完結編にふさわしい集大成としてしっかり仕上がっていたので、シリーズファンとしてはまあ満足(ですが、個人的には前作・前前作の方が面白かったです)。

今後のDLCでは新規サイドクエストとチャレンジトゥームが追加されるようです。
サイドクエストがどれ位のボリュームなのかよく分からないので、とりあえず今のところは様子見。

これで3部作は完結ということですが、早くも次のトゥームレイダーがどういったものになるのか楽しみです。

長々と読んでいただきありがとうございました。

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