『ニーア オートマタ』感想/レビュー 荒廃した世界で機械が頑張るARPG+STG

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ニーア オートマタ - PS4

スクエニと、アクションには定評のあるプラチナゲームズがタッグを組んだオープンワールドARPG。

前々から気になってはいたんですが、PSストアにて1周年記念セールで50%オフだったので購入。

『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』の続編という位置づけみたいですが、7年も前にやったゲームなので、内容はほとんど覚えてません。
そんな僕でもまあまあ楽しめたので、前作はプレイしていてもしていなくても問題無いと思います。

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お話

エイリアンが突如として地球に襲来。
彼らの繰り出す機械生命体の圧倒的な戦力を前に、人類は月への撤退を余儀なくされる。
人類は地球を奪還するためにアンドロイドによる抵抗軍を設立。
最新鋭機のヨルハ部隊による侵攻作戦が開始された。
荒廃した地球で機械生命体と熾烈な戦いを繰り広げる、ヨルハ部隊に所属する戦闘型アンドロイド2Bと、その支援を担当する9S。
その戦いの中で、隠されていた真実が次第に明らかになっていく…みたいなお話。

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本作は周回プレイが前提のゲームになってます。
周回プレイと言っても、全く同じ内容を再度プレイするのではなくて、1周目は2Bの視点、2周目は9Sの視点、3周目は1・2周目の続きを2B、9S、A2の視点で、という風にプレイ内容が変化するので、チャプター制に近い感じです。

同じストーリーでも、視点を変えることによって新たに分かることがある、という構成はゲームと相性のいいものだとは思いますが、視点の違いで分かること、というのが2周目終盤ぐらいにしかないのは残念に感じました。
3周目ではそれまで主人公だった2Bが早々に退場し、見た目だけは同じなA2にバトンタッチするのですが、急によく知らんやつを操作キャラにされても…という感じで戸惑いました。
また、この2Bの退場はシステム・設定面との矛盾が生じてしまっています(してないのかもしれないけど、少なくとも僕はそう感じました)。

基本的な操作感はどのキャラも大して変わらないし、アクションがやや単調といえば単調なので、飽きがこないと言えば嘘になります。

最終エンディング(Eエンド)を見ても、分かったような分からなかったような、いくつもの謎が放置されていてあとは各々考察してください、みたいな作りなので、好みがかなり分かれそうです。
エヴァとか好きな人はハマるかも。
僕はそんなにハマりませんでした。決してつまらなかったわけではないですが。

9Sのキャラクターがあまり好きになれなかった(2周目、3周目で元々あまりなかった好感度がぐんぐん下がっていった)のと、武器が一本しか装備できないので2B/A2に比べコンボの幅が狭く、ハッキングゲーム↓が全くおもしろくない(画像のやつは簡単なものだけど、終盤のものはただただ面倒くさい)ので、個人的に9Sのパートはあんまりでした。

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メインシナリオに対する評価がなぜか高い今作ですが、僕はメインよりも、機械生命体の1体であるパスカルとその共同体の末路が物悲しくて好きでした。

『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』からの続きと思わせるような設定やらが後半になるにつれて明らかになっていくんですが、覚えてないのでなんとも言えないです。
エミールというキャラと、図書館みたいなマップは見覚えがあるなあ、ぐらい。

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オープンワールド

オープンワールドといっても、ちょっと広めの箱庭という感じで、中心マップから小さめのエリアが5つぐらい繋がっているもの。
『スカイリム』『ウィッチャー3』『ゼルダの伝説BotW』みたいな、探索しがいのあるオープンワールドを期待していると肩すかしを食らいます。
砂漠は無駄に広く、他は探索要素があまりないので優れたオープンワールドとは言えないかな、という感じでした。

また、世界の命運をかけた戦いのわりに、めちゃくちゃ狭いところでやりあってるな、という違和感が拭えませんでした。

それぞれのエリア間は基本的に中心部を経由しないと行けないので(森、遊園地はパスカルの村経由で繋がってはいる)、オープンワールドにする必要がそもそもなかったように思えます。

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メインクエストとは別に、サブクエストが各所で発生します。
メインストーリーの補完的な内容があるのはいいのですが、やることはほとんど指定された範囲で敵を倒すかアイテムを集めるかのお使いばかりで、目的地と報告で行ったり来たりするだけ。
昔はお使いでも特に気なりませんでしたが、『ウィッチャー3』をやってからはこの手のサブクエストはただの手抜きにしか感じられなくなってしまいました。

最初はファストトラベルが使えないけど、ちょっと物語を進めると使えるようになるので、移動には特にストレスはないです。
このファストトラベルのための転送端末というのが、ただのゲームのシステムではなく世界観に組み込まれているのがよかったです。
ただ、端末に義体が保管されてて意識だけを飛ばす、っていうのはよく考えるとおかしいと思うんですよね。
A地点からB地点に転送した後、歩いてAに行って転送しようと思ったらAには今の義体も含め二体あるけど、Bには義体がなくなってしまいます(義体は無限にストックがあるとすると資源が有り余ってることになりこれまたおかしい)。
また、3周目で2Bが退場しますが、義体のストックは転送端末にあるし、パーソナルデータも残ってるはずなので、復活させることが可能なのでは?9Sがクソ化する必要はなかったのでは?と思いました。(もしかしたら僕がそもそも転送端末に関する解釈を間違えている可能性がありますが)

死ぬとその場に義体および装備していたチップが残される、というダクソ的システムもあります。これも復活用の義体ストックがある、ということになり、パーソナルデータの残っている2Bはやはり復活可能だった、ということになるのではないでしょうか。

そこらへんにいる動物に餌をあげると騎乗でき、早く移動できる、というのはよかったです。
いったん降りると再度餌をやらないといけないのがめんどくさいな。と思ってたら、サイドクエストの報酬で乗り放題アイテムがゲットできました。

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マップの図が見づらくて、どこが繋がっているのか、目標がどこにいるのかが、慣れるまでちょっと分かりにくいです。

ミニゲームとして釣りができます。
ミニゲームといっても、ポッドが沈んだタイミングで◯ボタンを押すだけですが。

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アクション

同じくプラチナゲームズの『ベヨネッタ』を簡略化したようなシステム(オーバークロックというチップの効果がまんまウィッチタイムだったりする)。
振りの早い弱攻撃と、振りの遅い強攻撃、射撃装置のポッドを組み合わせて戦います。

武器種は小型剣、大型剣、槍、格闘の4つ。
弱攻撃用と強攻撃用、2つの装備枠に装備させる武器種の組み合わせによって、モーションが変化します(9Sには強攻撃用の装備枠がありません)。

アクションが苦手な人にも楽しめるよう、オートで攻撃してくれたり、オートで回避してくれたりするモードも用意されているので、普段アクションやらないという人でも問題なし。だと思います。
アクションの手触りは軽快かつ爽快で楽しいのですが、敵の種類が少なく、敵によって武器や戦法を変える必要があまり無いので、だんだんとアクションが作業的になっていくのが残念。

『ニンジャガ』『DMC』『ベヨネッタ』みたいにコンボが沢山あるガッツリアクションゲーが好きな人には物足りないかもしれないです。

ツインスティックシューターっぽくなったり、縦or横スクロールアクションっぽくなったりと、バリエーションを持たせることで単調さを感じにくくするような工夫はなされていますが、アクションの間口を広くしたぶん底が浅くなってしまった印象。

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攻撃力UPや移動速度UP、攻撃で体力回復などなど様々な効果を持ったチップと呼ばれるものを組み合わせて、基本性能を底上げしてくシステムがなかなかよかったです。
HUDの表示もこのチップシステムに組み込まれていたのが面白い。
攻撃回復、連続ダメージ防止、アイテム自動回収あたりのチップが便利でした。
つけたり外したりのUIがやや使いにくいのが残念ですが。

RPGなので、敵とのレベル差が大きすぎるとどうにもならないことがあり、レベル上げ作業がひつようになることがあります。
3周目クリアの時点で65レベだったのですが、99レベの隠しボスには全くダメージが与えられず。結局あきらめました。

おわり

キャラデザイン、武器デザイン、アクションのモーション、楽曲などのクオリティはかなり高いと思います。
が、マップ、サイドクエストのお使い感があまり好みではなかったです。
メインシナリオも、高く評価されているみたいだけど個人的には響くものがあまりありませんでした。

プレイ時間は、サイドクエストの消化率が90%ぐらい、A~Eエンドを見てだいたい30時間。

僕は正直、2周目の途中から薄々作業感を感じるようになってしまったので、良ゲー!というテンションにはなれませんでしたが、セール価格ならプレイして損はないかなと思います。

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