アクションRPG『Stranger of Paradise Final Fantasy Origin(FFオリジン)』の最終体験版がリリースされていたので、プレイしてみた感想を簡潔にお届けします。

発売時期がアレなのでまったくと言っていいほど注目されてないですが、個人的には前からひそかに注目しているタイトルだったりします。
開発元 | Team NINJA |
使用ハード | PS5 & XSX |
プレイ時間 | 5時間 |
これまでの体験版でもグラフィックに関してはイマイチでしたが、今回もそれは変わらず。
FPS優先モードだと画面がジャギジャギしててちょっとツラいです。
『仁王2 リマスター』ではグラがショボいなんて思わなかったのになー。
解像度優先モードなら少しマシになるものの、フレームレートが安定しなくなるので一長一短。

ちなみに解像度優先モードは、PS5版だと可変フレームレートが採用されているのに対して、XSX版では30FPS固定になってます。
もしXSX版をプレイしようと思っている人がいたら、そこは留意しておいた方がいいかもしれない。
会話のシーンはリップシンクがしっかりしているシーンとそうでないシーンがあって、後者ではキャラの目が死んでいたりアニメーションがぎこちない部分が多々あって残念な感じでした。
肝心のアクションの部分は仁王とSEKIROの良いとこどりを目指している印象で、それはかなり上手くいっていると感じます。
軽快・爽快な武器アクションや多彩な装備品がポコポコ落ちるトレハンといった要素は仁王、無限スタミナやブレイクゲージ(体幹)を削るハイスピードな攻防といった要素はSEKIRO。
そこにFFならではのジョブシステム・魔法・モンスターがいい感じに合わさっています。
武器がヒットしたときのインパクトに欠けるのが少しイマイチだけど、武器・ジョブごとに用意された固有アビリティやコンボ、一撃必殺というだけでなく範囲攻撃にもなるソウルバーストを駆使した戦闘は豪快で、ついクセになる面白さ。
敵のわざを利用してチャンスを作り出したり、弱点魔法をぶつけて弱らせたり、吹き飛ばす効果のある攻撃で壁にたたきつけたりといった、属性や周囲の環境を活かしたアクション要素も豊富。
単に仁王にFFの皮を被せただけには留まらず、ちゃんと新しいゲームにしようという意志が感じられます。
QoLの改善部分もしっかりしていて、
- エリア外に落下しても一発ゲームオーバーにならない
- ドロップ品は近づくと勝手に回収
という2点が特に良かったです。
ジョブに関する不満は、黒魔法が必須級に便利すぎて2つあるジョブ枠のうち1つを黒魔が常に占有してしまうという点。
また、ジョブは現時点で明かされているものでなんと27種類もあり、成長・強化が楽しそうだと思う一方で、ちゃんと差別化されているのだろうか?と不安に思う部分も。
今回プレイできた範囲では、HARDモードでも死にゲーとまではいかない難易度だと感じたので、死にゲーに興味はあるけど気おくれしているという人にとってはちょうどいい死にゲー入門になっているのかもしれません(逆に難しいゲームを求めている人には向かないかもしれない)。
結論としては、大作ラッシュがなければ買ってた。というぐらいに面白いと感じました。
ちょいムズの難度で豪快なアクションが楽しめるバランスにグッとキてます(ゲームを進めていくうちにこのバランスがどうなっていくのか、というところに不安を感じなくはないですが…)。
今は大作ラッシュが全く消化しきれていないのでスルーしますが、セールになった時にでも買おうと思います。
ではまた。
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