『フィスト 紅蓮城の闇』の感想を。鋼鉄の拳で突き進む爽快メトロイドヴァニア

今回は、PS4/PS5でリリースされたメトロイドヴァニア『フィスト 紅蓮城の闇』の感想をお届けします。

ジャンルメトロイドヴァニア
開発元TiGames
発売元bilibili
総プレイ時間約16時間
使用ハードPS5
オススメ度★★★★☆
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『フィスト 紅蓮城の闇』とは

主人公はウサギの「レイトン」。

モフミン(動物たち)が暮らす紅蓮城が突如、機械生命体「鉄犬」軍団による襲撃を受ける。
レイトンらレジスタンスの抗戦もむなしく、紅蓮城は鉄犬の支配下に置かれてしまうこととなった。

それから6年。

戦線を離れ隠遁生活を送っていたレイトンだったが、友である熊のウルス爺が鉄犬に捕らえられてしまう。
鋼鉄の「フィスト」を携え、ウルスを助けにいくレイトン。
そこで彼を待ち受けていたのは、かつて鉄犬との戦いで死んだはずの相棒シセロだった…というのがあらすじ。

本作は、サイドスクロール型のメトロイドヴァニア。
ゲームの進行に伴って入手・習得する武器や移動アクションを駆使して、敵を倒し地形を踏破し仕掛けを解いて先へ進んでいきます。

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イイと思ったところ

世界観

下町から工場、中華風の繁華街に古代遺跡など、エリアバリエーションはかなり豊富。

ディーゼルパンクということで全体的にメカメカしく、どことなくFF7を彷彿とさせる雰囲気も漂っていて、ビジュアルはとてもイイ感じです。

登場人物はすべて動物か機械。
ディズニー・ピクサー系ではなく渋くてかっこいい系で、主人公のレイトンやライバルのシセロ、敵として登場する鉄犬軍団のデザインがなかなかイイです。

戦闘

『DMC』と『Guacamelee!』を合体させたような、スピーディで激しい戦闘が本作の最大の魅力

敵をつかんで投げ飛ばせる「フィスト」
プロペラのように展開したり水中ではスクリューにもなる「ドリル」
遠くの敵やアンカーに向かって移動できる「ウィップ」
それぞれ特徴が大きく異なる3種類の武器によるアクションを使い分けながら戦います。

弱強コンボ、タメ攻撃、リソース(SP)を消費して発動する強力な技、コンボ中の武器変更、ジャンプ・ダッシュキャンセルを駆使して、多彩なコンボを組み立てて戦うのがめちゃくちゃ楽しい!
ここまでコンボシステムがしっかりしているとは思ってませんでした。
攻撃ヒット時の手応えがバッチリで爽快感が高く、操作性も文句なしにイイです。

ボス戦はなかなか手強いですが(ラスボス戦は結構苦労しました)、コンボ・パリィが有効なので無駄に体力が多くてダルいと感じることが全く無く、白熱したバトルを繰り広げることが出来たのもグッド。
雑魚・ボスの種類もそこそこ多く、最後まで飽きることなく楽しめました。

体力を回復できるキャロットジュース、敵の攻撃を弾いてSPを回復できるバトン、追尾するロケットを放つランチャー、敵の注意を引きつけて爆発するダミーと、戦闘をサポートするアイテムも優秀。
とくにバトンは、回避やパリィのタイミングが難しい攻撃を無効化しこちらの攻撃チャンスへと繋げられるので、ボス戦ではなかなか重宝しました。

探索要素

広大で多彩なエリアには、各種リソース上限を増やすアイテムはもちろん、新たなスキルを習得するために必要なデータディスクや、集めることで報酬がもらえる植物の種、武器のカラーリングを変更するポスターなど、様々な収集アイテムが散りばめられています。
いたるところにアイテムが配置されているので、かなり探索のし甲斐がありました。

エリア間は一部を除いてシームレスにつながっていて、リトライ・ファストトラベル以外ではロード時間が無かったのも良かったです。

個人的に気に入ったのが、ポスターのデザイン。
様々なポップカルチャーのオマージュ作品になっているのですが、『AKIRA』や『ジョジョ第五部』『ダークソウル』『グレンラガン』など、日本のコンテンツが多いことに驚きました。

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イマイチと思ったところ

アイテムのリソースが共有

4つの戦闘アイテムがありますが、アイテムの使用に必要なリソース(EP)は全アイテムで共有。
EPは敵をターミネイト(瀕死の敵に対して発動できるフィニッシュムーヴ)することで回復できますが、ターミネイトの前に倒してしまったりそもそもターミネイト待ちにならなかったりで、回復するチャンスが結構少ないです。

温存していたら結局使わなかったなんてケースも多かったので、もう少しEPが回復しやすいようになっていたらよかったかもしれません。

ファストトラベル地点が遠い

本作では、転送装置もしくは電車を使ってファストトラベルする事が出来ます。
しかしこれらのファストトラベル地点が微妙な位置にあり、エリア奥地にあるアイテムを回収しに行った帰り道がわりと辛かったです。
プレイ時間の2割ぐらいは回収を終えた後の移動時間かもしれません。
チェックポイントがファストトラベル地点の役割も兼ねていてほしかったです。

遺跡のギミック

終盤に訪れることになる古代遺跡エリアでのギミックがなかなかにストレスフルでした。
アイテムをA地点からB地点まで運んでいくというのを何回か行うのですが、アイテムを運んでいる間は攻撃が出来ず移動に制限がかかる、道中の敵が無限に復活する、アイテムは敵の攻撃を受けすぎると壊れてやり直し、というハンデ付きでやらなければならず、かなりフラストレーションが溜まりました。

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おわり

傑作!とまではいかないかもしれませんが、かなりの良メトロイドヴァニア。
特にアクションの爽快感が凄まじく良かったです。

ボリュームがちょいと薄いのと(達成100%+トロコンで16時間)リプレイ性が特にないので、NG+やボスラッシュモードなどのやり込み要素が欲しかったです。

続編の構想があるのかな?という感じの終わり方だったので、期待したいところ。

面白いメトロイドヴァニアなんかないかなー?と探している人にオススメです。

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