『ブレイブリーデフォルトⅡ 先行体験版』をプレイした感想  気まぐれゲーム日記#17

突如配信された『ブレイブリーデフォルトⅡ 先行体験版』を早速プレイしてみたので、その感想を書いていきたいと思います。

ブレイブリーシリーズは初挑戦です。

この体験版は、製品版とは異なる調整がなされた”特別バージョン”で、やや難易度が高めにチューニングされているようです。
説明にある通り、ジョブの組み合わせとブレイブ&デフォルトのシステムをしっかり考えながら戦う必要があり、なかなか手応えのあるものになっていました。

プレイし始めてまず目を引いたのはグラフィック。
絵画チックな背景がとても素敵です。
他にどんなロケーションが待っているんだろう、と心躍ります。
背景は細部まで描きこまれており、建物の中に入ることも可能。
宝箱が隠されていたり、サブクエストを受注することもでき、ちょっとした寄り道要素にも期待できそうです。

キャラは等身が低く可愛らしいデザイン。
船乗り、亡国の王女、学者、傭兵という全く統一感のないパーティーで、各キャラがどういう人となりなのか、どんな成り行きで旅をともにすることになったのか、製品版でのストーリーがかなり気になります。

街の中での聞き込みを終わらせたら、いよいよ冒険の始まり。
街の外に出ると、ワールドマップ風なフィールドが広がっています。
攻撃ボタンを押すと草木を切ることができ、たまにアイテムが手に入ったりします。

シンボルエンカウント方式で、敵シンボルの背後から攻撃すると有利な状態から戦闘が開始、逆に背後をつかれてしまうと不利な状態から戦闘が開始します。
バックアタックされると、敵の組み合わせによっては即ゲームオーバーもありうるので注意が必要です。
敵はこちらを見かけると襲いかかってきますが、こちらのレベルが高くなると逃げ出していくので、不要な戦いは避けることが出来るというのは良いと思いました。

ジョブの組み合わせが楽しい

各キャラは、「すっぴん」「モンク」「白魔道士」「黒魔道士」「ヴァンガード」のなかから、メインとサブで2つのジョブを装備することができます(ボスを倒すと、「シーフ」も選択可能に)。

  • すっぴん
    ステータス的には強みのない初期ジョブ。
    敵を暗闇にする「太陽の輝きを」、MPを回復する「おまじない」、BPを味方に譲渡する「BPパサー」、取得経験値をアップさせるサポートアビリティが便利なので、はじめに鍛えておいてサブとして使うには優秀。
  • モンク
    攻撃に特化したジョブ。
    素手の攻撃力が上がるサポートアビリティ「徒手空拳」をセットして、ボコボコ殴るのが強い。
    BPを消費するアビリティが複数あるので、ヴァンガードのサポートアビリティ「BPデフォルト」を付けておくのが良いかも。
  • 白魔道士
    回復に特化したジョブ。パーティーに1人は必要。
    「プロテス」はボス戦でかなり重宝する。
    MP消費減のサポートアビリティを覚える。
  • 黒魔道士
    攻撃魔法に特化したジョブ。
    ほとんどの攻撃魔法は全体化できるので、雑魚掃除にもってこい。
    敵1体を毒にする「ポイズン」がボス戦で有効。
  • ヴァンガード
    防御力の高いジョブ。
    敵の攻撃を引き付ける「挑発」のほか、敵の防御or魔法防御を下げるアビリティでサポート的な役割も果たす。
    モンクや黒魔道士とセットで使うと、弱体化と追撃を一気に行える。
  • シーフ
    素早さの高いジョブ。
    「盗む」でレアな装備品をパクったり、敵のHPを奪ったり攻撃力を下げたり出来る。
    受けたダメージをMPに変換できるサポートアビリティもあり、かなり使いやすい。

各ジョブの特徴はだいたいこんな感じ。
メインに装備したジョブによって、ステータス補正や得意な武器、装備重量、ジョブ固有の特性、そして服装が異なります。
戦闘では、メインとサブのジョブ両方のアビリティが使用でき、装備するだけで効果を発揮するサポートアビリティは覚えているものの中から自由に組み合わせることが出来ます。

タンクとサポートを兼ね備えたヴァンガード+すっぴん、超攻撃型のモンク+シーフ、魔法スペシャリストの黒魔道士+白魔道士、などなど、ジョブとサポートアビリティ次第でいろんな戦い方ができ、組み合わせを考えるのが楽しい。

ジョブのレベルが上がると使えるアビリティが増えていきますが、サブに設定したジョブには経験値が入りません。
そのため、サブのアビリティを覚えるためだったり、サポートアビリティを覚えるために、経験値稼ぎを行う必要があるというのはちょっとイマイチに感じました。
ただ、今作ではバトルのスピードを1倍、2倍、4倍と調整できるため戦闘のテンポはよく、稼ぎがあまり苦にならないようにはなっています。

ブレイブ&デフォルト

今作のバトルで最も重要なのが、ブレイブとデフォルトのシステム。
「デフォルト」で防御姿勢を取りつつBPを貯め、「ブレイブ」でBPを消費して攻撃回数を増やしたりBP消費アビリティを発動します。
戦いの中でどうやってBPを貯めていくか、貯めたBPをどのタイミングでどう使うのか。
戦略性のある奥深い戦闘システムで面白いです。

雑魚を一気に処理したいとき、敵が弱っていて畳み掛けたいとき、ピンチをなんとか切り抜けたいときには、「デフォルト」でBPを貯めなくても「前借り」することができます。
ただし、前借りでマイナスになった分だけ行動不能になるデメリットがあるので、使い所には注意が必要。
計算をミスると、前借りで一気に倒せるつもりが、敵が生き残ってしまいあえなく返り討ちに…

このブレイブ&デフォルトのシステムは、敵も使ってくるというのがユニーク。
これぐらいの攻撃ペースなら楽勝と思いきや、全てのBPをつぎ込んだボスの怒涛の攻撃でパーティー全滅、なんてこともあり、戦闘の緊張感はなかなか高めです。

ボスを倒すと、シーフのジョブが選択可能に。
さらに、サンドワームを討伐するサブクエが受注できるようになります。

このサンドワームがめちゃくちゃ強かったです。
全員レベルマックスにして、装備もちゃんと整えて挑んだんですが、けっこう時間がかかりました。
暗闇の状態異常がうざいので、物理職は銀縁眼鏡を装備しておかないと攻撃のチャンスがなくなってしまいます。
「太陽の輝きを」「ポイズン」「プロテス」「力をうばう」「鱗剥ぎ」「甲羅割り」「ブリザラ」といったアビリティを駆使して、弱体化と強化が途切れないようにして頑張って倒しました。

ちなみにサンドワーム以上に強いのが、フィールドにある黒い木を攻撃したら出てくるウッドゴーレム。
攻撃力がバカ高くワンパンでKOしてくるので、シミターだけ盗んでとんずらしました。

製品版で改善してほしいポイント

  • 必殺技の演出はスキップ可能にしてほしい
    • ボス戦では何回も発動可能で、そのたびに長い演出を見せられる
  • 敵の湧き方を調整してほしい
    • 5秒ぐらいでリスポーンはちょっと早すぎるし、湧き位置固定でプレイヤーが近くにいようがお構いなしというのはいかがなものか
  • フィールド移動時、山などがカメラにかぶってキャラが見えなくなるのはやめてほしい
  • サブに設定したジョブにも少しでいいから経験値が入るようにしてほしい

というところでしょうか。

奥深い戦闘システムとジョブシステム、背景やキャラデザといった部分が非常に良かったので、購入予定リストに追加!という感じでした。
まだ発売日が発表されてないので、もう1回体験版が配信されるかもですね。
期待大です。

ではまた~。

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