『FFⅦ リメイク』を10時間プレイした感想 気まぐれゲーム日記#19

『DOOM Eternal』は一旦切り上げて、楽しみにしていた『ファイナルファンタジーⅦ リメイク』をプレイしています。

ということで今回は、『FFⅦ リメイク』を10時間プレイした感想を書いていこうと思います。
序盤のネタバレを若干含みますのでご注意を!

プレイしての感想

『FFⅦ』は、過去にインターナショナル版をプレイ済み。

女装するクラウド、衝撃を受けたエアリスの最期、人格崩壊を起こしたあと別人のように明るくなるクラウド、ミニゲーム漬けになったゴールドソーサー、せっかく手に入れたはいいけど演出が長すぎて1回しか使わなかった「ナイツ・オブ・ラウンド」、山も海も越える最強のチョコボ、といった印象的だったことはちらほら覚えています。

しかしなんせプレイしたのは20年ぐらい前なので、ストーリーはほとんど覚えてません。
オリジナルはあーだったこーだったとあまり考えずにプレイできるというのは、幸運なことかもしれません。

今作は、複数作品で展開予定の『FF7』のリメイク第一作目。
ミッドガル脱出までのお話が、オリジナル要素も追加されつつ描かれていきます。
1年間のPS4時限独占タイトルとのこと。

ミッドガル脱出って原作だと確かまだ序盤って感じのところだったと思うので、完結するまでに何年かかって何作出すつもりなのか気になります。
分作であることをタイトルに明記していないのは、ちょっとセコいと思わなくもないですね。

オープニングから壱番魔晄炉爆破までは、体験版の内容と全く同じ。
基本操作を覚えながら先に進んでいき、待ち受けるボス「ガードスコーピオン」を倒して脱出します。
体験版は何回もプレイしていたので、初見では苦戦した「ガードスコーピオン」もラクラク撃破。
戦闘の鍵を握るのは、「ガード」と「キャラ切り替え」です。

バトルシステムは非常に良く出来ています。
アクションでATBゲージを貯めて、コマンドで解放というイメージ。
部位破壊によって弱体化させることが出来たり、バーストによって一時的にタコ殴りに出来たり、戦略性と爽快感が上手く両立されていて楽しい
アクション操作が苦手という人には、アクション部分を丸投げできる「クラシック」という設定があるのでご安心を。
後述する武器やマテリアのシステムも相まって、FF史上最も戦闘が楽しいFFに仕上がっているのでは?と感じています。

魔晄炉を爆破したら、街を抜けて駅を目指します。
バレットたちのテロ行為によって実際にどれだけの被害が出ているのか、それを目にしたアバランチのメンバーはどう思ったのかが描かれているのがとても印象的でした(と言っても、被害の拡大は神羅のせいなんですが)。

普通の服装をした人たちが暮らす街を、身の丈ほどもあるバカでかい大剣を背負った成人男性が練り歩く、というシュールな絵面が見られるのは今作だけでしょう。

背景にはかなり力が入っていて、思わず色々スクショを撮ってしまいますね。
ミッドガルのいびつな構造、上層と下層で生活水準が全く違うというのがひと目で分かるようになっています。
広告や看板もいろいろ凝っていて、あっちこっち見て回るのが結構楽しいです。
アイテムを買える店が少なく、そこらへんの出店で食事をしたり買い物したり出来ないのがもどかしく感じられました。

7番街スラムに戻ってきたら、クラウドの「なんでも屋」稼業がスタートします。
単純なお使いクエストをこなしていくだけなのですが、クエストをクリアしたらそれでおしまいというわけではなく、お店で割引を受けられるようになったり、追加のエクストラクエストが発生したりと、何かしらのプラスアルファがあるのが気に入りました。

ちなみにスラムでのサイドクエストを全て達成したら、ティファとのデートの約束をするエクストラクエストが発生しました(ここで選んだ衣装はいつ見られるのだろうか?)。

どれもいいと思います!

サイドクエストの他にも、バトルで条件を満たすことで新しいマテリアを開発してもらえる「チャドリーレポート」や、モンスターの討伐数によって報酬がもらえるという要素もあり、バトルと報酬のサイクルがきちんと用意されているのはとてもいいと思いました。

武器強化システムとマテリアシステムという、キャラクターカスタマイズ要素もしっかりあります。
武器にはそれぞれに固有のアビリティと武器スキルがあります。
アビリティは条件を満たしてマスターすると他の武器を使用しても使えるようになり、武器スキルはスフィア盤やクリスタリウムをシンプルにしたもので、レベルアップ時に得られるポイントを割り振って能力アップしたりマテリア穴を増やしたり出来ます。

おなじみマテリアシステムは、オリジナル版からそのままのかたちで搭載されています。
武器・防具によってマテリアを装備できるスロットが異なり、組み合わせによって様々な戦略が可能になります。
誰にどのマテリアを装備させるかはプレイヤー次第。
今はまだマテリアの種類が少ないのであまり自由度がありませんが、それでもどのキャラをどういう役割にしようか考えるのは楽しいです。

自由時間が終わり、次なる魔晄炉爆破の計画が始まります。
仲間はずれにされて暇だったので、ダーツをして過ごしました。
最高得点を叩き出すと、あとでウェッジから「ラッキー」マテリアをもらえました。

上層に行って爆薬を盗むというミッションが発生。
道中で、神羅の追手と新キャラ「ローチェ」とのバイク戦が勃発しました。
バイク戦自体は通常戦闘と比べると出来ることが少なく、そこまで面白くはありませんでしたが、ローチェとの戦闘シーンは『FFⅦ AC』でのバイクチェイスを彷彿とさせるかっこいいものになっていました。
それにしも、ローチェのキャラはどことなく『スクライド』のクーガーに似ている気がしなくもないです。
ローチェ、ぼくは結構好きです。

なんやかんやあって爆薬泥棒ミッションをクリアした後、ジェシーからのお誘いがありましたが丁重にお断りしました。
ぼくはティファ一筋なのです。
これ、誘いに乗ったらどうなるのだろうか。

ジェシーの代わりに、伍番魔晄炉の爆破作戦に参加することに。
地下鉄から魔晄炉まで、結構長いダンジョンを進んでいくことになります。
ダンジョンは基本的には一本道ですが、ちょこちょこ脇道が用意されています。
戦闘は多くも少なくもなく丁度いいかなという感じ。
敵の種類もそこそこなので、単調で飽きが早いということも今のところはないです。

地下鉄を抜けて、プレートのすぐ下にある設備を進んでいくところがあるのですが、そこにはけっこう仕掛けや寄り道要素があって良かったです。
なにかと役に立つ「ぞくせい」マテリアと、「チョコボ&モーグリ」の召喚マテリアをゲットできました。

いよいよ伍番魔晄炉に突入。
劇中でクラウドも言っていましたが、壱番魔晄炉とは少し構造が違います。
ここで登場するボス「エアバスター」は、道中で部品を破棄することで弱体化させることが出来ます。
破棄できるパーツは3種類あり、それぞれ破棄することで得られるメリットが異なります。
戦闘が有利になるアイテムがゲットできるって言うからMユニットを全廃棄しましたが、Mユニット以外を廃棄したほうが絶対にいいです絶対に。

戦力がほぼダウンしていない状態のエアバスターはなかなか強く、何度かHPが0になりましたが、ゲームオーバーにはならずになんとか勝てました。
武器に「ぞくせい」と「いかずち」をセットで装備させておくといいと思います。

ストーリーをほとんど覚えてないぼくでも、明らかにこれはオリジナルにはなかったよな、と分かる大きな改変ポイントが1つあります。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、〇〇生存ルートのための、もしくは悲劇性を高めるための改変なのかな?と思っています。
と同時に、ファンが納得する形で着地するのか不安で仕方ありません。
回収は次回作に持ち越しということになると思いますが、さてどうなるでしょうか。

気になったポイント

今のところかなり楽しめています。が、10時間プレイしてきて気になった(不満に思った)ポイントもいくつかあったので、まとめておきます。

  • 画面の明るさ等を調整できない
    最近のゲーム、特に大手のゲームでは、明るさだけでなくHDRの調整や色覚サポートなどが標準搭載されていますが、今作にはそういった設定が一切ありません。
  • レバーを操作するのになぜかボタン長押しが必要
  • 変な行き止まりが多い
    ご自慢の大剣で壊せばいいのでは?そこは乗り越えられるのでは?と思わざるを得ない、わざわざ迂回しないといけないマップ構造がちらほら。
    フィールドではジャンプできるようにしてほしかった。
  • 一部の戦闘でのカメラワークが悪い
    狭い場所や、飛行する敵、素早い敵との戦闘でのカメラワークはまあ悪いです。
    飛行する敵はもうちょい高度を下げていただきたい。
  • 非戦闘時にアイテムをまとめて使えない
    メニュー画面でサクッと回復したい。
  • ツメの甘いグラフィック
    キャラクターモデルや街並みなど、パッと見はとてもきれいなのですが、一方で「PS2かな?」と目を疑ってしまうほどクオリティの低い部分も見受けられます(下画像)。

てな感じでした。
ではまた~。

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