キングダムハーツ3に向けて色々考察してみました

いよいよ1月25日の発売が目前に迫っているシリーズ最新作『キングダムハーツ3(KH3)』。
バックカバー~3Dそして3のPVの内容から、まだ明らかになっていない謎や考察を、思考を整理してみるという意味も込めて、まとめていきたいと思います。

当然、これまでのシリーズ作品に関するネタバレを含みますのでご注意ください。

間違っている部分や、違う解釈ができる部分などについては指摘してもらえるとありがたいです。

真XIII機関のメンバーは誰?

3Dで機関入りが確定していた(顔が見えていた)のは、

  • マスター・ゼアノート
  • 闇の探求者アンセム
  • ゼムナス
  • シグバール/ブライグ
  • サイクス/アイザ
  • 青年ゼアノート

この6人。
加えて、これまでに公開されてきたPVから、黒コートを着ていて顔が見えている人物=機関のメンバーと考えると

  • ヴィクセン
  • デミックス
  • ルクソード
  • マールーシャ
  • ラクシーヌ
  • ヴァニタス
  • 1の頃のリクの顔をした人物

これで計13人が揃ったことになります(味方であるリアと賢者アンセムは除外)。
ただしこれはあくまで予想であって、黒コートを着てるけど機関メンバーではなかった、という場合ももちろん考えられます。
かつて謀反を企てたマールーシャ&ラクシーヌ、そして彼らと敵対したヴィクセンが共に機関入りしている、というのがちょっと疑問なところ。

元XIII機関だったメンバーは、人間として復活したが再びノーバディ化したのか、過去から連れてこられたのかは不明。
心の器にならなければいけないので、人間のままということは無いと思います。

3Dではソラを含めて13人が揃っていましたが、リアたちによってソラが奪還され、1つ空席が生じました。
それを埋めるために、リク=レプリカorデータ・リクがその座に収まったのでしょう(もともとはリクが器候補だったというのもありますし)。
レプリクかデータが、記憶なりデータなりをいじられ闇堕ちし、機関メンバーにされたのだと思います。

ゼアノートの器候補となった者は、目が金色で耳が尖っているという特徴があります。
しかしマールーシャ、ラクシーヌ、デミックス、ルクソードは、目は金色ですが耳が尖っていません(マールーシャは髪で隠れているので謎)。
これは、彼らは真の機関メンバーではないことの暗示、とは考えられないでしょうか。
つまり耳が尖っていない人物は、ソラたちを(そしてプレイヤーを)騙すためにマスター・ゼアノートに招集された偽の機関メンバーであり(本人たちもそれは知らされていない)、あっと驚くような人物が本当の機関メンバーとして登場するのかもしれません。
PVではメンバーの交代を示唆するような台詞もあるので、これはあながち的外れではないかも?
もっとも、機関入りしてからあまり時間が経っていないから耳が尖ってないだけ、という可能性のほうが高そうですが(忘れてたけど青年ゼアノートも耳は尖ってないし)。

耳が尖っている人物といえば、機関入りが確定しているゼムナス、シグバール、サイクスに加えて、ザルディンも2に登場した時点ですでに耳が尖っていました(ただし目は金色ではなかった)。
しかし3Dで人間として復活した後は、寝込んだままで音沙汰なし。
元機関メンバーでこれまでPVに映っていないのはザルディンとレクセウスの2人だけです。
レクセウスが唯一信頼していたゼクシオン/イエンツォはソラたちに協力しているため、レクセウスの機関入りは無いでしょう。
寝込んでいたはずのヴィクセンはちゃっかり機関入りしているので、もしかするとザルディンが真の機関メンバーとして登場するかも…?

闇リクはどっち?

黒コートを着たリクは、レプリクかデータ、このどちらかでしょう。
僕はレプリクの可能性が高いと思っています。
その根拠はFinal Trailerでのサイクスの台詞にあります。

サイクスは黒コートに向かって「最後の器を完成させるためにお前を機関に招いた」と言っています。
「最後の器として」ではなく、「最後の器を完成させるため」。
ということは、この黒コートの人物は、器を完成させるための技術・能力を有している人物ということになります。
そんな能力を持っているのは誰なのか?と考えた結果、サイクスと映っている黒コートは、かつてレプリカ計画を遂行していたヴィクセンであるという結論に達しました(ヴィクセンの黒コートは袖が長い、という特徴とも一致しています)。
彼は、レプリクを”器として完成”させるために機関に招集されたのではないでしょうか。

しかし、ベイマックスの世界サンフランソウキョウにてバグブロックが確認できるため、データリクが機関メンバーである可能性も捨てきれません。
現に公式サイトでは、サンフランソウキョウで黒コートのリクがソラの前に立ちはだかると書かれています。

そもそも、データが現実世界に出てきて行動できるのかは不明です。
しかし、3Dにて「トロン:レガシー(ザ・グリッド)」のストーリーがあったのは、データであっても現実世界に出てこれる、ということの暗示だったのかも…と考えると、機関メンバーはレプリクではなくデータ・リク、という説も否定はできません。
(この「データが現実に出てくる」というのは、ロクサスの復活ともなにか関わりがありそう…)

データリクは機関ではなく、マレフィセントらの手によって闇に堕ちたという可能性もあると思います。
コーデッドではピートにバグを植え付けられ闇堕ちしたので、今回もピートの仕業なのかもしれません。
データリクはコーデッドで登場したときも黒コート姿だったので、機関メンバーじゃないのに黒コートを着ていたとしても問題ないですし。

闇の海岸での「このキーブレードは~もう一人の俺のために」というリクの台詞、
デスティニーアイランドでリクと談笑している筋肉スーツリク、
アンセムが見守る中リクと対決している筋肉スーツリクの存在も気になります。
談笑しているリクと戦っているリクは同一の存在なのか、本物のリクが折れたウェイトゥザドーンを託そうとしたのはどっちのリクなのか(リクが知っているのはレプリクだけだと思うのですがどうでしょう)。
光と闇、どちらの側にもリクの偽物が加わるのかもしれません。
なんとなくですが、リクは3で消滅しそうな気がしてならないのは僕だけでしょうか…?

シオン?

「最後の器」とは、レプリクではなくシオンを指していた、という可能性もあります。
シオンもレプリク同様にレプリカ計画で作り出された存在なので、ヴィクセンがシオンを再び作り出したorどうやってか修復したとも考えられます。

アクセルにキーブレードを突きつけている人物は、どうもシオンに見えます(ロクサスのようにも見えますが、アクセルの記憶にない人物ということは、やはりシオンなのでしょう)。
さらに謎の荒野にてマスター・ゼアノート率いる真XIII機関が揃い踏みするシーンでも、シオンと思しき黒コートが右端に立っているのが分かります。
しかし、かつて自我が目覚め機関の邪魔になったシオンを、再び機関メンバーにするというのは筋が通っていない気がするのですが…

7人の光の守護者は誰?

3Dまでの話だと、ソラ、リク、王様、テラ、アクア、ヴェン、そしてカイリの7人と考えるのが妥当かと思います。
しかし、アクセル/リアも3Dでちゃっかりキーブレード使いになってますし、「そのうち(テラ、アクア、ヴェン)の1人は闇側」というマスター・ゼアノートの台詞も引っかかります。

カイリは守護対象であるニューセブンハートの1人でもあるので、光と闇両方にとってかなり重要なキャラということになるでしょう。
Final Trailerにてハートレスに連れ去られるようなシーンがあったのはそのため?

ニューセブンハートって?

PVにてラクシーヌが「ニューセブンハート」という聞き慣れないワードを口にしています。
これは、1に登場したセブンプリンセスが代替わりした、新世代のセブンプリンセスのことだそうです。

13人の闇の器と7人の光の守護者をぶつけるのがゼアノートの計画ですが、守護者が集まらなかったときの代わりとして、機関に狙われることになるのでしょう。
機関がニューセブンハートを手中に収めてしまうと光の守護者は用無しになり、その逆もしかりということで、ソラたちはいずれにしろマスター・ゼアノートの策略通り戦わざるを得ないというわけです。

  • カイリ
  • ラプンツェル
  • アナ
  • エルサ

現時点では、この4人がニューセブンハートの候補として判明しています。
エルサは純粋な光って感じがしないけど大丈夫なんだろうか。

それ以外でまだ出てきていないディズニープリンセスは、ポカホンタス、ティアナ、メリダ、モアナ、ヴァネロペの5人。
彼女らのワールドは、発表されているワールドには含まれていません。
メリダとモアナは、ラプンツェルとカリビアンのワールドと若干被るので多分出ないでしょう(モアナは2016年の作品なので、タイミング的にもおそらく無理)。
ラルフがリンクキャラとして登場しており、シュガー・ラッシュのワールドも出てこないだろうということで、ヴァネロペも除外。
となると残りの候補はポカホンタスとティアナ。
ティアナはワールド的に全く面白みを感じないので、出るとしてもポカホンタスかなあ。
こう考えていくと、なんだかどっちも出ないような気がします。

残りの3枠は、バズ、ブー、プーさん、ヴェントゥスあたりで埋めていただきましょう(適当)。
ニューセブン”プリンセス”ではなくニューセブン”ハート”なので、もしかすると性別は関係ないのでは?と思ったんですがどうでしょう(単にニューセブンプリンセスだと長いし語呂が悪いから、というだけの理由な気がしないでもないけど)。

テラはどこに?

アンセムは1でソラに敗北し消滅(正確には、消滅後もリクの心の中に潜んでいたが、3Dにてリクの心の中からも消滅した)。
ゼムナスは2にてソラとリクに敗北し消滅。
ハートレスとノーバディが消滅したことで、本体だったゼアノートは復活を果たした…のですが、ここで疑問が。

アンセムとゼムナスはテラ=ゼアノートから生まれた存在。
ということは、当然復活するのはテラノートだったときのゼアノートだと思ったのですが、実際に復活したのはハゲの方でした。
これはどういうことなのでしょうか。

1つの体に2つの心を宿した者のハートレス化、という点で考えると、テラノートは1のときのソラと非常に似ています。
ソラがカイリの心を解放したときは、シャドウとロクサス、そしてナミネが同時に誕生しました(カイリの心には闇がないのでハートレスが生まれなかった)。
これを踏まえると、テラノートがハートレス化したときに、アンセムとゼムナス以外に、もう1組ハートレスとノーバディが誕生していた、という可能性は十分にあります。
アンセムとゼムナスは、テラの体を媒介として生まれたゼアノートのハートレスとノーバディであった。
だから2人を倒してもテラの姿ではなく、本来の体であるハゲの姿で復活を果たした。
世界のどこかに、テラの復活に繋がるハートレスとノーバディがいるのではないでしょうか。

もしくは、テラノートは闇に堕ちる前に、何らかの方法でテラの心を分離することに成功していた。
そのため、テラの姿ではなくハゲの姿で復活した、と考えることもできます。

3Dでのマスター・ゼアノートの「ソラともう1人はこちら側。光は3つ欠けている」という台詞から、テラも3Dの時点で機関入りしていたと考えられますが…(それとも、この台詞はテラではなくアクアorヴェンのことを指していた?)
アンセムのスタンドにテラの心が囚われている説や、テラの心の中にはマスター・エラクゥスの心が眠っている説がテラ復活のポイントかも?

PVでは、テラノートと留まりし思念(テラの鎧)がバトっているのが確認できます。
一瞬回想かと思ったんですが、このときテラノートは、「お前はなんなんだ!?」とマスター・ゼアノートらしからぬことを口走っています。
マスター・ゼアノートが乗っ取った直後にこんなことを言うとは考えにくいので、記憶を失った直後にこの時間に連れてこられたテラノートと、荒野にいた留まりし思念の戦いということでしょうか。
留まりし思念が勝利して、テラが復活、なんてことになったりして。

アクアはどうなる?

0.2 バースバイスリープ-フラグメンタリーパッセージ-の終わり方的に、アクアは闇に負けずに戦い続け、助けに来たリク&王様と合流して復活を果たすものだと思っていました。
しかし、なんと闇の海岸にて、闇に染まった彼女が王様たちを待ち構えていました…

気になるのが、「心の奥底に閉じ込められた存在の悲しみを、お前たちにも分けてやろう」という台詞。
アクアは別に心の奥底に閉じ込められていたわけではないですよね。
となると、この闇に堕ちたアクアは、ヴァニタスのように心から分離させられた純粋な闇のアクア、ということなのではないでしょうか?
”心の奥底に閉じ込められていた闇”の台詞と考えると、なんだか腑に落ちる気がします。

アクア関連でさらに気になるのは、ヴァニタスがアクアにキーブレードを突き立てようとしているシーン。
このシーンは「忘却の城」を本来の「旅立ちの地」に戻しているシーンのように見えます。
ヴァニタスが、眠っているヴェントゥスを見下ろすシーンがあるので、ヴェントゥスの体はいずれにしろ機関に発見されてしまうのでしょう。
この影響でアクアが闇に堕ちたのかもしれません。

あと、アンセムのスタンドにぶん回されている時のアクアの顔が完全な無表情なのも気になります

闇の海岸で、アクアは光と闇に分離させられる(忘却の城の封印の解除、そしてニューセブンハートの候補として)

光アクアは忘却の城に拉致られ、闇アクアは放置される

闇アクアとの対決と、光アクアの救出
という流れ?

闇アクアは自分のキーブレードを持っておらず、ミッキーのものを拾って使っています。
彼女のキーブレードは、デスティニーアイランドでソラが発見したので、そのキーブレードを頼りにアクアを発見して、どうにかこうにかして救うのでしょう。
コーデッドや0.2のオープニングから、ソラがアクアたちを救うというのは確定していると思います。

ヴェントゥスは目覚めるのか?

これまでゼムナスは、忘却の城のどこかで眠っているヴェントゥスを探していました。
初めは、ゼムナスがテラの意識に影響されたため?と思われていましたが、実際には光の守護者(もしくはセブンハート)として利用するためでした。

0.2で描かれた通り、闇に通じるテラの心を利用して、アクアからヴェンの体が目覚めの部屋にあることを聞き出すことに成功(時期的には、おそらくゼムナス誕生よりも前の出来事)。
3ではヴァニタスによってか忘却の城の封印は解かれ、ヴェンの体は機関に発見されてしまうのでしょう。

ヴェンの心はソラの中に眠っており、ヴァニタスがそのことに気づいた模様。
ヴァニタスはヴェンの心を吸収しようとしているようでしたが、これはゼアノートの計画とは矛盾しているように思います。
ヴァニタスが完全な心を手に入れてしまうと、器としての機能を果たさないと思いますし、ヴェンの心は純粋な光の心であり、光の守護者としてもニューセブンハートととしても利用価値があるからです。
ということは、ヴァニタスはゼアノートの手を離れ独自の意思で行動している、つまり真XIII機関ではない、のかもしれません(単にヴェンの心探知機として利用されているだけでしょうけど)。

PVでは、ソラとともに鎖で吊るされているヴェンが確認できます。
この鎖の形状は、テラの思念が発動する鎖の形状とそっくりです(BbSと0.2で確認できます)。
なので、この鎖はおそらくテラノートが発動したもの。
ソラからヴェンの心を取り出し、ヴェンを目覚めさせる。これがゼアノートの目的なのでしょう。
カイリが連れ去られるシーンや、荒野で打ちひしがれるソラのシーンと合わせると、謎の荒野にてゼアノートがセブンハートを手中に収め、光は一度敗北してしまうのでは?と考えられます。

ヴィクセンの言う”彼”とは?

ヴィクセンはデミックスに「本当だ。この計画の首謀者は彼なんだ」という意味深なことを言っています。
彼の言う計画とはなんのことなのでしょうか。そして首謀者とは誰のことなのでしょうか。

XIII機関に関わりがあって計画を企てている人物、ということでぱっと思い浮かぶのは、賢者アンセム、サイクス、マールーシャあたりでしょうか。
もしかすると、ヴィクセンたちはゼアノートの器となるため機関入りしたわけではなく、”彼”の計画を実行しゼアノートの裏をかくためにあえて機関入りしたのかもしれませんね。

チェスの駒から考えてみる

PVでは、若い頃のゼアノートとエラクゥスがチェスのようなゲームをしています。
このチェスの駒は、それぞれ光・闇側のキャラクターを表していて、彼らのこれまでそしてこれからの戦いの行く末を暗示していると考えられます。
光側の駒は各キャラが使用するキーブレードのキーチェーン(ソラは王様と被るので王冠ネックレス)、闇側は使用する武器と属性がモチーフになっています。
チェスの駒と対応するキャラはおそらく以下の通り。

KH3のチェスの駒

このことから、光の守護者は

  1. ソラ
  2. リク
  3. カイリ
  4. 王様
  5. テラ
  6. アクア
  7. ヴェントゥス

対する闇の器は

  1. マスター・ゼアノート
  2. アンセム
  3. ゼムナス
  4. シグバール
  5. サイクス
  6. 青年ゼアノート
  7. ヴィクセン
  8. デミックス
  9. ルクソード
  10. マールーシャ
  11. ラクシーヌ
  12. ヴァニタス
  13. テラ

となります。
ここで気になるのが、光と闇側両方にテラの駒があることと、闇側に1つ正体のわからない駒があること。

正体のわからない駒の候補ですが、

  • 形がマスター・ゼアノートのものにちょっと似ているので、テラ=ゼアノート
  • トゲトゲ感が槍を2つ重ねた形に見えなくもないので、ザルディン
  • 偽リク
  • シオン
  • 顔というか被り物?の形に見えなくもないので、マレフィセント

この5つが考えられるかなと。
リク、シオンは、駒の形と関係なさそうなので違うか。
個人的にはザルディン説を推しますが、ザルディンが機関メンバーでした!となっても誰も驚かないと思うので、たぶん違うでしょう。
闇側のテラの駒がテラノートな気がするので、やっぱりこの駒は闇リクもしくはシオンなのかも。

光、闇ともに駒がダブっているキャラが複数いるのですが(リク、テラ、アンセム、ヴァニタス)、これにはなにか意味があるのか、それともただ単に数合わせなのかも謎です。
リクのダブリはレプリクorデータリクの参戦を、テラのダブリは留まりし思念の参戦を暗示しているのかもしれません。
アンセムとヴァニタスのダブりは…よくわかりません。

キーブレード使いであるリア、ロクサス、シオン、エラクゥスといったキャラの駒がないのも気になります。
チェスの駒は本来16個です。
闇側は上記の14+アンセムとヴァニタスのダブりで16個揃っているのですが、光側は7+リクとテラのダブりを合わせても9個。
これにリア、ロクサス、シオン、エラクゥスを足しても13で、3つ足りない状態。
エラクゥスが取られた駒のなかに、重要なキャラの駒が隠れている可能性が大です(それか、闇側から誰かが寝返るとか)。

ソラ以外の駒が取られた状態でチェックメイト=Final Trailerにてソラが打ちひしがれるシーン、つまり”一度は”光側が敗北するということを暗示しているのでしょう。
このチェックメイトに使われた駒がテラであることにも、なにか大きな意味がありそうです。

荒野での光の敗北

ソラが打ちひしがれるシーンは謎の荒野(キーブレード墓場)での決戦の直後だと思うのですが、2でのホロウバスティオン決戦を彷彿とさせるため、ストーリー中盤の出来事かも、と予想しています(もしくは、中盤と終盤で2回訪れるのかも)。
ここから、ロクサス復活のシーンに繋がるのか、アイザとリアが企てていたなんらかの計画が発動するのか、賢者アンセムがなにか仕掛けてくるのか、はたまた世界は本当に闇に飲まれてしまうのか!?何にせよ楽しみです。

新しく公開されたCMでは、光側はソラ1人、闇側もハゲ1人になっていました。
ソラ以外の光勢は闇に飲まれ、ゼアノート以外の闇の器は彼の周囲に浮かぶキーブレードと化したのでしょうか。
そしてゼアノートの口から、「この世界は失敗したのだ」という台詞が発せられます。

カウントダウンツイートを見ると、英語ではこの台詞は「Darkness spread across the World like a plague. Leaving nothing but ruin…」となってます。
訳すと「闇は広がり世界を侵食している。もはや滅びるしかない。」という感じですかね。
状況的には、おとぎ話の最後の「キーブレード戦争によって世界は闇に飲まれ、バラバラになってしまったが~」という部分とかなり似通っています。

またこれまでのゼアノートやヴァニタスの台詞から、キングダムハーツへの扉を開きキーブレード戦争を再来させることで、世界は闇で覆われてしまうらしい、ということがわかっています。
さらに、キングダムハーツの扉を開くことは、新世界の創造と、人々や世界の掌握にも繋がるともされています。

以上のことから、「この世界は失敗した」という台詞の意味は、現在の世界を闇で覆うことで一度リセットし、ゼアノートが理想とする光と闇の均衡が取れた新世界を創造する、ということだと推測できます。
果たしてゼアノートの野望は成就してしまうのでしょうか。

スカラアドカエルム…?

Final Trailerの最後に突如現れた謎の都、スカラアドカエルム。
マスター・ゼアノートによれば、かつてのキーブレード使い達の都、らしいです。
雰囲気はなんとなく、BbSでの「旅立ちの地」と、Uχの「デイブレイクタウン」に似てますね。
どちらもキーブレード使いに縁のある地なので、似ているのは偶然ではないでしょう。

スカラアドカエルムに集結したXIII機関は、これまでの黒コートではなく、見慣れない装束に身を包んでいます。
しかも黒コートの時とは違って、全員が同じ体型をしているように見えます。

ゼアノートはここで「すべての時間の我が集う」と言っています。
他人のノーバディが混ざっていた黒コート時とは違って、スカラアドカエルムでは過去から来た12人のゼアノートが大集合しているということなのでしょうか。

3Dでゼアノートが言っていた「かの地」とは、謎の荒野(キーブレード墓場)のことではなく、スカラアドカエルムのことだったのでしょうか。
だとすれば、荒野での決戦で何かしらが起き、その影響でスカラアドカエルムのある世界が現れた、ということ…?

予知書の裏切り者とは誰のこと?

未来を見通すマスター・オブ・マスター(以下マスマス)が弟子たちに授けた予知書。
その予知書のロストページによれば、裏切り者の存在によってキーブレード戦争が勃発し、世界が闇に覆われてしまうということでした。

ロストページには、
「不調和を許さず、運命を悲観し真の強さを見失う」
「真実を読み違え、秘密に踏み込む」
「そしてその一振りによって、最後の戦いを告げる鐘が鳴る、遂に戦いがはじまるのだ、定められた刻が…」
と記されていました。

バックカバーでの弟子たちの行動と照らし合わせると、
不調和を許さず=イラ
運命を悲観し=インヴィ
真の強さを見失う=アセッド
真実を読み違え=グウラ
秘密に踏み込む=アヴァ
のように見えます。

また、ロストページを持っていたグウラによると、裏切り者につながる唯一の手がかりは”異端の印”を持つ者であるとのこと。
異端の印を持つ者とはおそらく、マスマスの弟子の中で唯一名前にXが入っているルシュ(Luxu)のことでしょう。
しかし、裏切り者が異端の印を持つ者、ではなく、あくまで”手がかり”となっているのが引っかかります。

以上のことから、裏切り者とは1人の人物のことではなく、ルシュ以外の5人の弟子のことだったのでは?と考えることが出来ます(意図して裏切ったわけではなく、結果的にという意味で)。

ルシュは唯一裏切り者ではなく、マスマスの意思を未来に引き継いだ者。
そして彼のキーブレードはマスター・ゼアノートに継承されている。
ということは、マスター・ゼアノートはマスマスの意思通りに、予知書を実現しようとしている?
つまりすべての元凶はマスマスにあったということ…?

あと関係ないとは思いますが、マスマスの喋り方や身振り手振りがデミックスを思わせるものなのがものすごく気になっています。

黒い箱の中身はなんだろな?

バックカバーで突如登場した”黒い箱”。
マスマスが弟子の一人であるルシュに託したものですが、中身を知っているのはいまのところこの2人だけ。
しかし、PVで分かる通りマレフィセントも機関もこの箱を狙っているようです。

  • マスマスはルシュに対し「俺も含めて7人目」というようなことを言っている
  • 6人の弟子の名前は7つの大罪のラテン語が由来になっており(Avaritia、Invidia、Ira、Luxuria、Gula、Acedia)、残っているのは高慢(Superbia)である
  • 箱には、Xsup~と書かれているように見える

以上のことから、この黒い箱の中には、闇に覆われた後の世界を見るためにマスマスが転生に使う用の体が入ってるのかな、と予想しています。
しかしそれだとマレフィセントらが箱を狙うのは何でだ?という新たな疑問が出てくるので、全くの的外れかも。
個人的に、この箱含めてマスマス関連の謎は、”ダークシーカー編”ではなく4以降の新章のためのネタ振りかもと思ってるんですけど。

コメント

  1. 匿名 より:

    めちゃくちゃ読みづらい…。
    最後まで読めんかったわ

  2. 匿名 より:

    来週の発売が待ち遠しくなる素晴らしい考察でした。

    私はノーハートの正体が気になります。

    • えむ より:

      ありがとうございます!
      あと一週間、待ちきれないです。

      ノーハートの正体ですか、言われてみると確かに気になります。
      使っているキーブレードがゼアノートと同じで、鎧はゼムナスが着ていたのとほぼ同じ。
      真っ先に考えられるのは、全盛期のゼアノート、もしくはゼアノート版の留まりし思念でしょうか。
      名前にXをたすとゼアノートになるので、ゼアノート自身ではなく、彼に関係する重要人物(師匠とか)の可能性もありますね。
      隠しボスがラスボスとして登場、というのが2と3Dのときにあったので、もしかするとノーハートこそが真の黒幕だった、なんてことがあるかもしれません。

    • 匿名 より:

      No heart+X→xeha nortですね
      知っているかもしれませんが!

  3. 匿名 より:

    3で完結っていう訳でもないんですよね。

    • えむ より:

      はい。
      3で完結するのはあくまでダークシーカー編で、シリーズの完結というわけではないようです。