『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』ラチェクラ最新作のプレイレポをお届け

待ちに待ったラチェクラ最新作がついに発売されました!

そこで今回は『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』のプレイレポート/ファーストインプレッション的なものをお届けします。

ジャンルアクションシューティング
開発元インソムニアックゲームズ
発売元SIE
総プレイ時間6時間
今のところ★★★★★

ちなみに、シリーズ作品は5とマル秘ミッションとオールフォーワンを除けば全てプレイしている人が書いています。

どんなゲーム?

『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』は、PS2時代から続くラチェクラシリーズの最新作。
PS3で発売された『INTO THE NEXUS』からの続きということになりますが、プレイしていなくてもあまり問題なし(もちろんシリーズをプレイしていればニヤリとできる要素はあります)。

銀河の英雄として活躍する凸凹コンビ、ロンバックス族のラチェットとロボットのクランク。
2人が参加したパレードに、宿敵であるドクター・ネファリウスが襲来。
すったもんだの末に次元転移装置「ディメンジョネイター」が暴走してしまい、2人は離れ離れになってしまう…というところからストーリーが始まります。

基本的なゲームの流れ・システムはこれまでのシリーズ作品を踏襲。
多種多様な惑星をめぐり、世界を救う冒険が繰り広げられていきます。

大枠は一本道ですが、各惑星では、ド派手な武器をぶっ放して敵を倒したり、武器の強化に使う素材を集めたり、クランクを操作してちょっとしたパズルを解いたり、おなじみのゴールデンボルトを集めたり、見た目の違うアーマーを見つけたり、隠し武器の設計図を入手したりと、シリーズおなじみのやりごたえあるゲームプレイが楽しめます。

今回はこれにダブル主人公という要素が追加。
我らが主人公ラチェットと、今作初登場の女ロンバックス「リベット」、両方の視点から物語が展開していきます。
操作キャラは、惑星ごとに強制的に切り替わるようになっています。

リベットを含め新キャラはいい味を出していますが、ラチェットとクランクが離れ離れのまま話が進んでいくので、2人の掛け合いが見れないのはさびしいです。

これが次世代ゲームか…!

プレイを開始してまず驚いたのは、今作のグラフィックの綺麗さ。
もう3DCGアニメをそのまんま動かしてるみたいです(『FUTURE 2』をプレイしたときもそう思ったし、『THE GAME』をプレイしたときもそう思ったけど、大幅に進化してます)。
これまでは縦マルチのゲームばかりだったので、次世代機に最適化といってもこんなものか…と思ってましたが、家庭用ゲーム機もついにここまで来た!と感動せずにはいられません。

グラフィックオプションに関して、今作には「グラフィック」「パフォーマンス」「パフォーマンスRT」という3種類のモードが搭載。

  • グラフィックモード:4Kとレイトレで表現力が最大になる代わりにフレームレートが30fps
  • パフォーマンスモード:レイトレがオフになる代わりに4Kでフレームレートが60fps
  • パフォーマンスRTモード:4Kでは無い代わりにレイトレオンでフレームレートが60fps

という風になっています。
※パフォーマンスRTは、レンダリングは4Kじゃないけど出力は4K…らしい。詳しいことはわかりません。

4Kかそうでないかというのは、見比べてみても差がよくわからないというのが正直なところ(ちゃんと4KTVでプレイしています)。
一方で、フレームレートの差と、ガラス面や金属面などの反射表現の差に関しては目に見えて違いがわかります。
なので、パフォーマンスRTモードが最高。という結論に達しました。

基本的に惑星内ではロード画面が存在しない、というのは初代からそうでしたが、今作では惑星間移動のロードもほとんどありません。
全く異なるエリアを瞬時に移動するという、SSDの恩恵を感じられる場面もところどころにあります。

相変わらず気持ちいいアクション

多彩な武器「ガラメカ」を使った爽快なシューティングアクションがラチェクラシリーズの最大の魅力。
その魅力は今作でも存分に発揮されています。
ド派手なエフェクト、敵のアーマーや周辺環境の細かい破壊描写、安定したフレームレート、そしてハプティックフィードバックによる感触が合わさって、過去最高レベルに気持ちのいいアクションが楽しめます。

武器はベーシックなピストル型やボム型のほか、周辺の敵を植物化させて動きを止めるスプリンクラー、ショットガン的な使い方もできるシールド、複数の敵を連鎖して痺れさせる電撃ビームなどなど多種多様。
使うことでレベルが上がり、それに伴ってアップグレードできる項目が増えていくようになっています。
レベル5に達すると、例えばピストルなら3WAYで発射するようになったり、ショットガンなら4連射できるようになったりと更に強力に。
敵を蹴散らして散らばった大量のボルトを集めるのがこれまた気持ちいい。

アダプティブトリガーの機能も見過ごせません。
今作では、押し具合によって照準から射撃までを右トリガーだけで済ませられるように。
また、武器によって半押しと全押しで挙動が違ったりするというのも面白いところ。
ただし、全押しの際にはトリガーをグッと押し込む必要があるので、長時間プレイすると人差し指が疲れくるという難点もありました(アダプティブトリガーの機能はオフにもできます)。

武器アクションだけでなく移動アクションも強化。
次元の裂け目を利用して長距離を瞬時に移動する「ワープテザー」、残像のようなものを残しながら敵の攻撃をすり抜ける「ファントムダッシュ」、特定の壁を走ることができる「ウォールラン」が新たに追加されました。
高速移動時の気持ちよさが増し増しになったホバーブーツも登場します。

全体的に気持ちよさ、爽快感が全面に押し出されている感じで、とにかく遊んでいて楽しい!気持ちいい!です。

ちなみに、難易度はイージー、ノーマル、ハード、ベリーハードの4種類。
アクションに慣れていればハード、ベリーハードで始めても問題ないくらいのバランスです。
さらにオプションとして、ゲームスピードを遅くできる機能、移動アクションのボタン操作を簡略化する機能もあるので、テンポの早いアクションが苦手という人でも遊べるような親切設計になっています。

おわり

現時点で気になった点としては、ちょっと強制終了が多いかなというところ。
ソフト側の問題なのかハード側の問題なのかは分かりませんが、チェックポイントからの再開時に画面が真っ暗になってそのまま落ちるということが3回ほど起きました。

いまのところ「ラチェクラシリーズファンなら間違いなく買いだし、ファンじゃなくてもPS5持っているなら間違いなく買い」というぐらいに面白いです。

そんな感じでした。

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