
今回は、Xboxで先行配信が開始されたバンダイナムコの新作アクションRPG『スカーレットネクサス』の体験版の感想を書いていきたいと思います。
ジャンル | アクションRPG |
開発・発売元 | バンダイナムコ |
総プレイ時間 | 約3時間 |
期待度 | ★★★★★ |
「ユイト・スメラギ」「カサネ・ランドール」という2人の超脳力者(超”能”力ではないですよ)が主人公。
ゲーム開始時に、どちらの主人公をプレイするか選択します。
怪異というバケモノを退治する「怪伐隊」という組織に2人が入隊する、というところから物語がスタートするようです。
本作のアクションの特徴は、なんといっても武器攻撃と念力を駆使したコンビネーション。
武器でズバズバッと斬りつけた直後に念力を使って周りのオブジェクトをぶち当て、そしてまた武器で追撃する。
操作性はかなり快適で、流れるようなアクションが爽快です。
動かしていて楽しいし気持ちいいし、いい意味でアニメっぽい動きや演出が格好いい。
武器攻撃は弱攻撃と強攻撃を駆使するベーシックなもの。
複雑なコンボや難解な操作は要求されないので、アクション慣れしていなくてもカッコよく戦うことができます。
念力発動はRトリガー長押し。
周りにある箱やら自動車やらのオブジェクトを敵に叩きつけます。
いちいちエイムする必要はなく、ロックオンした敵に向かって自動的に叩きつけてくれるので快適です。
また、Lトリガーを長押しすることでQTEが発動し、成功すれば大ダメージを与えることができる特殊なオブジェクト(電柱や鉄骨)もありました。
武器攻撃から念力攻撃、念力攻撃から武器攻撃へと続けて入力することでコンボが繋がり、それに応じてダメージも上がっていきます。
念力を発動するにはMPに相当する「念力ゲージ」が必要になり、この念力ゲージは武器攻撃によって回復します。
うまくコンボを繋げることを意識すれば、攻めの姿勢を崩さず、かつゲージが枯渇することもなく、気持ちよく雑魚を駆逐することができました。
敵にはHPのほかに「クラッシュゲージ」というものが設定されており、これを削り切ると一撃必殺のフィニッシュムーブ「ブレインクラッシュ」が発動できるようになります。
敵にはそれぞれ、外殻を破壊できたり、火属性攻撃が有効だったりと、明確な弱点が設定されています。
そして弱点を突いたり念力攻撃を当てることでクラッシュゲージを効率的に削ることができます。
これにより自然と敵に合わせた操作を意識するようになり、アクションが単調になりにくいようになっています。
ブレインクラッシュ時の演出はかなりカッコよく、またブレインクラッシュすると確定でアイテムをドロップするという特典もあります。


自分自身のアクションだけでなく、仲間との連携も重要な要素。
パーティーメンバーの能力を一時的に借りる「SAS」により、火属性攻撃が可能になったり、ステルス状態になったりといった特殊効果が発動します。
SASはリソース消費型ではなくクールダウン型で、戦闘中に気軽にオンオフを切り替えながら戦えるのが良いと思いました。
ユイト編とカサネ編ではパーティーメンバーが違うので、使えるSASも異なりました。
ゲームを進めていくとパーティーメンバーの編成が変えられるようになるのだと思います。
SAS発動時にはキャラ固有のカットインが表示されるのが、これまたアニメっぽくてイイです。

難易度は「イージー」「ノーマル」「ハード」の3つで、好きな時にいつでも変更できます。
アクションゲーム慣れしているプレイヤーにとっては易しいと感じるかも、というぐらいの難易度でした。
ただ、今回遊べるのは序盤のステージなので、出現する敵の数・バリエーションが増えていくにつれてキツくなる可能性は十分にあります。
RPG要素としては、スキルツリーによる能力強化と、武器・プラグインといった装備品による強化があります。
ここらへんはほんの触り程度なので、特に言及できることは無いかなと。
スキルツリーと言っても、プレイスタイルによって取捨選択するタイプではなく、結局最後には全部習得できるタイプかなとは思います。


また、パーティーメンバー含めキャラクターの外観をカスタマイズできる要素もありました。
コスチュームの変更だけでなく、羽やら尻尾やらのアタッチメントも付けられます。

不安・不満要素もいくつかありましたので列挙しておきます。
- ブレインクラッシュの演出に関して
初めはウヒョーカッケェーと思うんですが、わりと頻度が高いのでそのうち冗長に感じられてしまわないか不安
演出を短くする、まるまるカットする、ランダムで表示非表示を切り替るなどのオプションが欲しいかも - 主人公2人の違い
どちらも使う超脳力は「念力」
現時点で違うのは武器攻撃のモーションと攻撃範囲だけなので、プレイ感にほとんど差がないように感じました
DMC5の主人公たちのような明確な個性の違いを勝手に期待していたので残念 - SAS発動時と非発動時の違いが少し分かりにくい
一応、背中にチューブのようなものが生えるという違いはあるのですが、もう少しわかりやすいようにしてほしいです
発動中のSASアイコンの主張をもうちょい強めにするとか - 空中コンボは気持ち早めに入力しておかないと、思ったようにコンボがつながらずに着地してしまう場面が多々ありました
- ロックオンした敵を倒したら自動で近くの敵にロックを切り替える機能が欲しい
今のところ、ブレインクラッシュで倒し場合のみ自動で切り替わる? - 特定のSASを使わないと倒せない敵が存在する
使えば効率的に倒せるぐらいのバランスにしてほしかったです - 一部のカットシーンが紙芝居なのはやや残念
ほとんどが会話シーンなのでいっちゃいいんだけども - ミニマップがやや見づらい
フィールドは階層構造になっているのですが、ミニマップを見てもどこが上・下の階層につながっているのかがわかりません(ちゃんとしたマップを見ればわかるようになっています)
あとは全体のボリューム、ストーリークリア後のコンテンツやリプレイ性が気になるところですね。
個人的にはかなり質の高いアクションRPGだと感じられたので購入確定!です。
ちなみにバンナムのゲームを買うのはなんとGE2以来だったりします。
国内Xboxでも珍しくパッケージ版が出るということなので、そっちを買おうかな。
ではまた。
コメント